2泊3日の小旅行(その1)
2009年 06月 27日
ご夫婦限定で、いずれかが6月誕生日記念といううたい文句で
「姫路城・安芸の宮島・萩・津和野 贅沢な記念旅行
ロマンチック瀬戸内海クルーズ 3日間」という
ツァーの募集があり、これはよい機会と申し込んだもの。
関東一円から9組のご夫婦、18名が参加。
添乗員のYさんが3日間アテンドしてくれる。
朝早く羽田空港ロビーに集合。
JALのフライトで約1時間、大阪伊丹空港につく。
観光バスに乗り込み、中国自動車道、山陽自動車道を経由して、
最初の観光目的地、姫路に向かう。
姫路城の前で、昼食をとる。
店からは真正面に白鷺城の天守閣が望める。
いよいよ姫路城見学。
案内図にしたがって、各自のペースで城内を見学する。
関ヶ原の合戦で家康率いる東軍が勝利をおさめ、
家康の女婿、池田輝政公(52万石)が姫路に入封。
慶長6年(1601年)から8年の歳月を費やして
大きな規模に城域を広げ、姫山に5層7階の天守を築いた。
池田氏3代のあと入封した本多忠政(15万石)は、
長男忠刻とその妻、千姫のために
西の丸を整備して、元和4年(1618年)、
今日見られる姫路城の全容が整えられた。
その後、城主は松平氏、榊原氏、酒井氏と変わり、明治維新を迎えた。
その間一度も戦いの場とならずにすみ、
江戸時代の建造物が無傷のまま残っている、
他に例を見ない城である。
しかも太平洋戦争中、空襲の憂き目にあった姫路の町の中で、
この姫路城だけが奇跡的に戦火に逢わなかった。
敷地は内濠以内で約7万坪(23ヘクタール)、
外濠までで約70万坪の広さ。
平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、
日本で初めて世界文化遺産に指定された。
文化財として、大天守と三つの小天守、
これらを結ぶ渡櫓の八棟が国宝に指定。
化粧櫓など櫓27棟、門15棟、土塀など、
74棟が重要文化財に指定されている。
同時に中濠以内は特別史跡に指定されている。
天守閣の高さは46m(石垣14.5m、建物31.5m)、
重量は約5,700トンとか。
屋根の鬼瓦や軒丸瓦には、築城した城主や修理をした
城主の家紋を彫った瓦が使われている。
大天守の鯱は高さが1.9m、重さが375kg。
大天守の上までたどり着くには、
狭くてきつい階段を登らねばならない。
各階では展示品、説明板があり、順番に見ながら上がるのだが、
小学生の団体がにぎやかに登ってくる。
引率の先生は見当たらず、皆勝手に大騒ぎ。
張ってある綱をくぐりぬけたり、走り回っているのが目に付いたので、
思わず注意する。
聞いてみると小学3年生。
天守閣からは、姫路の町が一望できる。
城内の一隅に「お菊井戸」が残っている。
「播州皿屋敷」に登場するお菊が身を投げたとされる井戸。
関東では江戸の「番町皿屋敷」のお菊として知られている。
どちらも物語は同じで、この話はほかにも日本全国に
あるらしい。
階段を上り下りしたため、すっかり膝ががくがく、
腿が筋肉痛を起こし、その後特に段を降りるときが難儀に。
普段の運動不足が出てしまう。
姫路城を見学した後は、バスに乗り神戸へ移動。
北野地区の異人館街を散策する。
北野町広場まで歩き、
広場の前に立つ「萌黄の館」と「風見鶏の館」を見学する。
いずれも国指定重要文化財である。
「萌黄の館」は、明治36年(1903年)に米国総領事
ハンター・シャープ氏の邸宅として建築された。
木造2階建て、寄棟造り、桟瓦葺。
美しいベイ・ウインドー(張出し窓)から港が望める。
その後、昭和19年(1944年)に小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)の住宅に。
現在の所有主は小林家となっている。
神戸淡路大震災の折に壊れた煙突部が庭に置かれている。
「風見鶏の館」は明治42年(1909年)にドイツ人貿易商、
ゴッドフリート・トーマス氏がじていとして建てた建物である。
れんがの外壁の建物としては、この地区に現存する異人館の中で唯
一のものとか。
尖塔の上に立つ風見鶏がよく知られている。
木造2階建て、外壁れんが張、寄棟造、スレート葺。
子供部屋にたくさんの人形、そして懐かしいシンガーミシン。
広場では彫像の楽士さんたちが、楽器を手に、
ジャズの演奏をしているかのよう。
異人館街を散策した後、神戸港に向かう。
いよいよフェリーで瀬戸内海の旅へ。
もうじき 平成の大修理がはじまりますから
とても いいときに訪問されたとおもいます
あの階段のきつさ! 昔の人は足腰が強いのでしょうね~
神戸異人館は 随分ながくいっていません
前回いったのが阪神大震災の後で 傷んだ館が多かったですよ
でも すっかり 綺麗になっているようで ホント よかったです
次回のクルージングの様子も教えてくださいね~
素敵な企画の旅行でしたね。
白鷺城は新幹線から眺めただけで行った事はありませんが、
天下の名城だけあって素晴らしいですね。
神戸も大昔の行っただけ・・・
神戸淡路大震災後のすっかり復興しましたね。
こちらも是非足を運びたい街です。
こんな素敵な見所満載の旅行なら参加してみたいです。
白鷺城、私はまだ行った事がありませんが、リピーターがいるほどの素晴らしいお城だと聴いていました。写真を拝見して本当に美しい姿のお城だと思います。
神戸の異人館、バンクーバーにバ-クレーストリートと言う古い街並みがあるのですが、建物の雰囲気も似ています。その周辺には1900年初頭にドイツ人が建てた邸宅がいくつか残っていて、歴史的建物としてバンクーバー市が保存している建物です。
神戸にもあったのですね。一度行ってみたいです。
クルーズの様子も、楽しみにしています。
白鷺城はやはり素晴らしい名城ですね。
今回見学できて本当によかったです。
天守閣への階段、上りはよかったのですが、
下りで筋肉痛を起こしてしまったようです。
晴天の下、緑に映えて素晴らしい天守閣でした。
異人館街もぶらぶら散策するのによいところですね。
天下の名城、白鷺城と神戸の異人館街を巡るコース、
なかなか良かったです。
戦国時代に一度も戦乱に巻き込まれず、
太平洋戦争でも奇跡的に戦火を免れるなど、
よくぞ残ったと思います。
一度は天守閣へ登る価値はありますね。
日本の城も、松本深志城、熊本城、犬山城など、
各地の城も行きましたが、この白鷺城が一番ですね。
今回出かけてよかったです。
天守閣群を中心に築かれた豪壮な構え、
名城の名に恥じません。
神戸市街地の由緒ある古い建物も
だいぶ壊され、新しいビルに変わりつつあるとか。
こういう歴史的な建物はぜひ保存してほしいものです。