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2泊3日の小旅行(その1)

6月23日から2泊3日の小旅行を楽しむ。
ご夫婦限定で、いずれかが6月誕生日記念といううたい文句で
「姫路城・安芸の宮島・萩・津和野 贅沢な記念旅行
ロマンチック瀬戸内海クルーズ 3日間」という
ツァーの募集があり、これはよい機会と申し込んだもの。

関東一円から9組のご夫婦、18名が参加。
添乗員のYさんが3日間アテンドしてくれる。
朝早く羽田空港ロビーに集合。
JALのフライトで約1時間、大阪伊丹空港につく。
観光バスに乗り込み、中国自動車道、山陽自動車道を経由して、
最初の観光目的地、姫路に向かう。

姫路城の前で、昼食をとる。
店からは真正面に白鷺城の天守閣が望める。
いよいよ姫路城見学。

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案内図にしたがって、各自のペースで城内を見学する。

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関ヶ原の合戦で家康率いる東軍が勝利をおさめ、
家康の女婿、池田輝政公(52万石)が姫路に入封。
慶長6年(1601年)から8年の歳月を費やして
大きな規模に城域を広げ、姫山に5層7階の天守を築いた。
池田氏3代のあと入封した本多忠政(15万石)は、
長男忠刻とその妻、千姫のために
西の丸を整備して、元和4年(1618年)、
今日見られる姫路城の全容が整えられた。
その後、城主は松平氏、榊原氏、酒井氏と変わり、明治維新を迎えた。
その間一度も戦いの場とならずにすみ、
江戸時代の建造物が無傷のまま残っている、
他に例を見ない城である。
しかも太平洋戦争中、空襲の憂き目にあった姫路の町の中で、
この姫路城だけが奇跡的に戦火に逢わなかった。

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敷地は内濠以内で約7万坪(23ヘクタール)、
外濠までで約70万坪の広さ。
平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、
日本で初めて世界文化遺産に指定された。
文化財として、大天守と三つの小天守、
これらを結ぶ渡櫓の八棟が国宝に指定。
化粧櫓など櫓27棟、門15棟、土塀など、
74棟が重要文化財に指定されている。
同時に中濠以内は特別史跡に指定されている。
天守閣の高さは46m(石垣14.5m、建物31.5m)、
重量は約5,700トンとか。

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屋根の鬼瓦や軒丸瓦には、築城した城主や修理をした
城主の家紋を彫った瓦が使われている。
大天守の鯱は高さが1.9m、重さが375kg。
大天守の上までたどり着くには、
狭くてきつい階段を登らねばならない。
各階では展示品、説明板があり、順番に見ながら上がるのだが、
小学生の団体がにぎやかに登ってくる。
引率の先生は見当たらず、皆勝手に大騒ぎ。
張ってある綱をくぐりぬけたり、走り回っているのが目に付いたので、
思わず注意する。
聞いてみると小学3年生。
天守閣からは、姫路の町が一望できる。

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城内の一隅に「お菊井戸」が残っている。
「播州皿屋敷」に登場するお菊が身を投げたとされる井戸。
関東では江戸の「番町皿屋敷」のお菊として知られている。
どちらも物語は同じで、この話はほかにも日本全国に
あるらしい。

階段を上り下りしたため、すっかり膝ががくがく、
腿が筋肉痛を起こし、その後特に段を降りるときが難儀に。
普段の運動不足が出てしまう。





姫路城を見学した後は、バスに乗り神戸へ移動。
北野地区の異人館街を散策する。

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北野町広場まで歩き、
広場の前に立つ「萌黄の館」と「風見鶏の館」を見学する。
いずれも国指定重要文化財である。

「萌黄の館」は、明治36年(1903年)に米国総領事
ハンター・シャープ氏の邸宅として建築された。
木造2階建て、寄棟造り、桟瓦葺。
美しいベイ・ウインドー(張出し窓)から港が望める。
その後、昭和19年(1944年)に小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)の住宅に。
現在の所有主は小林家となっている。

神戸淡路大震災の折に壊れた煙突部が庭に置かれている。

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「風見鶏の館」は明治42年(1909年)にドイツ人貿易商、
ゴッドフリート・トーマス氏がじていとして建てた建物である。
れんがの外壁の建物としては、この地区に現存する異人館の中で唯
一のものとか。
尖塔の上に立つ風見鶏がよく知られている。
木造2階建て、外壁れんが張、寄棟造、スレート葺。
子供部屋にたくさんの人形、そして懐かしいシンガーミシン。

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広場では彫像の楽士さんたちが、楽器を手に、
ジャズの演奏をしているかのよう。

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異人館街を散策した後、神戸港に向かう。
いよいよフェリーで瀬戸内海の旅へ。
Commented by banban0501 at 2009-06-27 16:25
姫路城 新緑の緑が うんと濃くなって よけい美しくなっていますね
もうじき 平成の大修理がはじまりますから
とても いいときに訪問されたとおもいます

あの階段のきつさ! 昔の人は足腰が強いのでしょうね~

神戸異人館は 随分ながくいっていません
前回いったのが阪神大震災の後で 傷んだ館が多かったですよ

でも すっかり 綺麗になっているようで ホント よかったです

次回のクルージングの様子も教えてくださいね~
Commented by semineo at 2009-06-27 23:52
こんばんは
素敵な企画の旅行でしたね。
白鷺城は新幹線から眺めただけで行った事はありませんが、
天下の名城だけあって素晴らしいですね。

神戸も大昔の行っただけ・・・
神戸淡路大震災後のすっかり復興しましたね。
こちらも是非足を運びたい街です。

こんな素敵な見所満載の旅行なら参加してみたいです。


Commented by amtask at 2009-06-28 01:37 x
おはようございます。とても興味深い記念旅行の企画ですね。
白鷺城、私はまだ行った事がありませんが、リピーターがいるほどの素晴らしいお城だと聴いていました。写真を拝見して本当に美しい姿のお城だと思います。

神戸の異人館、バンクーバーにバ-クレーストリートと言う古い街並みがあるのですが、建物の雰囲気も似ています。その周辺には1900年初頭にドイツ人が建てた邸宅がいくつか残っていて、歴史的建物としてバンクーバー市が保存している建物です。
神戸にもあったのですね。一度行ってみたいです。
クルーズの様子も、楽しみにしています。
Commented by toshi-watanabe at 2009-06-29 09:59
banabanさん、

白鷺城はやはり素晴らしい名城ですね。
今回見学できて本当によかったです。
天守閣への階段、上りはよかったのですが、
下りで筋肉痛を起こしてしまったようです。
晴天の下、緑に映えて素晴らしい天守閣でした。

異人館街もぶらぶら散策するのによいところですね。
Commented by toshi-watanabe at 2009-06-29 10:02
semineoさん、

天下の名城、白鷺城と神戸の異人館街を巡るコース、
なかなか良かったです。
戦国時代に一度も戦乱に巻き込まれず、
太平洋戦争でも奇跡的に戦火を免れるなど、
よくぞ残ったと思います。
一度は天守閣へ登る価値はありますね。
Commented by toshi-watanabe at 2009-06-29 10:08
amtaskさん、

日本の城も、松本深志城、熊本城、犬山城など、
各地の城も行きましたが、この白鷺城が一番ですね。
今回出かけてよかったです。
天守閣群を中心に築かれた豪壮な構え、
名城の名に恥じません。

神戸市街地の由緒ある古い建物も
だいぶ壊され、新しいビルに変わりつつあるとか。
こういう歴史的な建物はぜひ保存してほしいものです。
by toshi-watanabe | 2009-06-27 10:55 | 旅行 | Comments(6)

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