神奈川県立歴史博物館を訪れる
2006年 08月 13日
150年前と言うと時は安政の頃。
わずか100戸程度の漁村だった所が、黒船騒動の後
外国船を受け入れる波止場となった。
現在、横浜市は人口360万人を数える大都会である。
昨日、馬車道にある神奈川県立歴史博物館を訪れる。
みなとみらい線の「馬車道」駅で下車し、地上に出ると古色蒼然とした
古い建物が目に入る。
この建物は1929年(昭和4年)、安田銀行により立てられたもので、
その後富士銀行横浜支店となり、2002年(平成14年)に横浜市が買い取り
当時のまま保存されている。
馬車道に入り、すぐ右手に屋根の上にドームのある、神奈川県立歴史博物館の
旧館が見える。
ここにも入口はあるが、正面玄関の入口は反対側の新館の方にある。
因みに65歳以上は入場無料。
この建物(旧館)は1904年(明治37年)、横浜正金銀行(後の東京銀行)本店
として建造された。
ドイツネオバロック様式の建築物で、妻本頼黄の設計による。
1923年(大正12年)の関東大震災でも、1945年(昭和20年)の横浜大空襲
の際も倒壊することもなく、被害をまぬかれて来た。
ただドームは関東大震災の折に、焼失。
1964年(昭和39年)、神奈川県が買い取り、復元する事となった。
1967年、新館の増築とともに神奈川県立博物館(その後、県立歴史博物館に)
として開館の運びとなる。
1969年(昭和44年)に国の重要文化財に、そして1995年(平成7年)に
国の史跡に指定された。
県立歴史博物館のすぐ南側には、日本興亜馬車道ビルがあり、
旧川崎銀行横浜支店当時の建物の一部が保存されている。
1922年(大正11年)の建造。
民間企業の所有物である為、新しいビルに立て替える事になり、
その際に横浜市が資金の一部補助を申し出て、正面と側面の2面のみ元のまま
残されたビルとなっている。
馬車道から海側に少し離れた所に、旧生糸検査所(現在は横浜第2合同庁舎)の
赤レンガの建物が残っている。
貴ブログにて当館を取り上げていただき感謝申し上げます。
2017年、当館は前身の神奈川県立博物館の開館から50年目を迎えました。
それを記念し、現在当館では当館にまつわる思い出を募集しアーカイブしていく企画を実施しています。
もしよろしければ、こちらのブログの記事もアーカイブとして加えさせていただくことは出来ませんでしょうか。
また、アーカイブでは、当館に思い出をお持ちの方々がいらっしゃる場所を地図上におおまかに示し、どのような場所に「当館の思い出」が広がっているのかを可視化することを試みる予定です。
そのため投稿していただいた方がいらっしゃる場所の郵便番号を合わせてお知らせいただけると非常にありがたく存じます。
なお、ささやかではございますが、ご協力いただいた方への参加特典をご用意いたしました。
突然の不躾なご相談で大変恐縮ではありますが、何とぞご検討下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
http://ch.kanagawa-museum.jp/gyoji/50anniversary.html
kenpaku50th@kanagawa-museum.jp
千葉 様
コメントをいただき有難うございます。
もう10年も前に書き込んだ日記ですので、
少々びっくり致しました。
開館50周年おめでとうございます。
近いうちに訪れたいと思います。
この記事、アーカイブに加えてください。
またプロジェクトをリンクさせていただきます。
ご返信いただきありがとうございます。
現在当館は空調工事のため休館しております。再開館は2018年4月下旬の予定です。
再開館しましたらぜひご来館くださいませ。
また、本プロジェクトでは思い出の広がりを分布図にしてしめしてみようと考えています。
もし差し支えありませんでしたら、toshi-watanabeさまのお住まいの場所、あるいは活動されている場所等の
郵便番号をお教えいただけませんでしょうか。
もちろん分布図作成以外には用いることはいたしません。
また、ご協力いただいた方へ参加特典をご用意いたしました。
もしご希望のものがございましたらお申し付けください。
http://ch.kanagawa-museum.jp/gyoji/50anniversary.html
不躾なお願いばかりで申し訳ございません。
何とぞよろしくお願い申し上げます。