4月26日(金)、10連休が始まる前日、群馬倉渕へ向かう。
朝6時に家を出発、地元の横浜青葉ICから東名高速上り線に入る。
暫くすると渋滞が始まり、東名高速の東京料金所の手前の川崎ICで通行止め、
全ての車がここでICを一般道路へ出される。
朝テレビで道路状況をチェックせずに来たのが不運。
早朝、東名の東京料金所と首都高の用賀料金所の間で、
高架橋から人が飛び降り車に轢かれるという事故が発生、
何と7時間もの長時間通行止めだったと後で知る。
私の車にはナビが付いておらず、偶々都内の地図も持ち合わせなく、
他の車の後に随って行くだけ、何とか国道246号線に入る。
大渋滞はさらに続き、都内の環八に入って、ようよう車が流れ始める。
練馬から関越道に入り、最初のサービスエリア、三芳SAに駐車した時、
すでに10時を回っていた。
トイレ休憩、そして簡単なサンドイッチの朝食。
思わぬ事態に巻き込まれてしまったが、その後は順調に進む。
榛名町のパワーセンター(ショッピングセンター)で食料品や
雑貨品を仕入れて、午後1時過ぎには倉渕に到着。
山桜が未だきれいに咲いている。
裏側の丘の上に咲く山桜と前方の山中腹に咲く山桜。
越後湯沢に出かける28日(日)の朝、玄関を開けると、石段の下に
1匹のカモシカが一休みしている。
まだ幼いカモシカで、つぶらな瞳でこちらをじっと見ている。
慌ててカメラを取りに行き戻って来たのだが、そのままこちらを見ている。
実は、その後5月2日(木)夕方、家の前の道にカモシカの姿が、
立ち止まって、こちらを見ている。
同じカモシカの様な気がする。
永住されている方に聞いてみると、裏の山の中に居ついているらしく、
時々姿を現すとのこと。
親のカモシカはかなり攻撃的だと、脅かされる。
28日朝9時半過ぎに倉渕を出て、越後湯沢へ向かう。
中之条から高山を抜けるローカルの道をたどり、峠を越えて月夜野ICから
関越道に入る。
新緑が目にも鮮やかで、ドライブも気分がいい。
谷川連峰は白雪の冬景色で新緑と対照的だ。
谷川岳SAに立ち寄り、谷川岳の美味しい水をいただく。
越後湯沢では、家内の3番目の亡兄のお墓参り。
丁度3回忌なのだが、越後湯沢辺りでは、あらためて3回忌法要は
営まない仕来りらしい。
それでも姉妹や身内が何人か集まり、
墓前に卒塔婆を整え、生花を供え、香を焚いて
故人のご冥福を祈った。
小児麻痺のため75年の生涯を車いす生活で通した、
故人をしのび、昨年、兄弟姉妹、親戚あるいは交流のあった人たちから
文章を書いていただき、113ページに及ぶ記念の小冊子が年末に完成、
そのうち18頁は写真アルバムで、80部印刷した。
私自身も、編集業務に参加させていただいた。
小冊子の題名となっている「春を待つ心」は、
故人が不自由な左手で何とか頑張って筆を握り、書いたもので、
出品した作品が文部科学大臣賞を受賞した。
その作品をそのまま題字とした。