芸術の秋、上野公園へ
2018年 10月 14日
芸術の秋である。
今月12日(金)、上野公園へ出かける。
大井町経由を予定していたのだが、人身事故のため
大井町線がストップ、渋谷経由で上野へ。
上野公園を通ると、幾分樹木の葉が色づき始めている。
「上野の森美術館」にて開催中の「フェルメール展」
の見学がメインだ。
日本でもファンの多い、17世紀のオランダを代表する画家、
ヨハネス・フェルメールの作品が展示されている。
37点ほどあると言われるフェルメールの作品のうち、
今回9点(10点?)が欧米各地の美術館から日本へやって来た。
一度にこれだけの数のフェルメール作品が日本で見られるのは初めて。
今回の展示会は、見学者の混雑を避けるために、
日時を事前に予約するシステムがとられている。
12日の午前9時半から10時半の間に入場するチケットを購入済で、
10時ちょっと過ぎに現地に到着。
長い行列はなく、そのまま入場できるのは助かる。
とはいえ、皆さんゆっくりと見学されるので、
会場内は結構な込み具合。
音声ガイドが無料で提供され、女優の石原さとみさんによる
ガイド・ナレーションを聴きながら、作品を鑑賞できる。
同時に50ページほどの作品の簡単な説明が書かれた
小冊子も配られ、誰でも楽しく見学できるのは有難い。
ヤン・ステーン等17世紀のオランダの画家による作品が並び、
最後のコーナーが、フェルメールの作品群である。
9作品と聞いていたのだが、実際は8作品が展示されている。
会場の係員に聴いてみると、あとの1点は12月からの展示とのこと。
一昨年、オランダの「アムステルダム国立美術館」で観賞した
「牛乳を注ぐ女」も懐かしく観る。
現存するフェルメール作品の中で最も大型の作品
「マルタとマリアの家のキリスト」
(スコットランド・ナショナル・ギャラリー)など、
観るのは今回初めてだ。
聖書を題材としている作品は珍しい。
この「フェルメール展」は10月5日(金)からスタートし、
来年2月3日(日)まで「上野の森美術館」で開催される。
その後、大阪市立美術館での開催が予定されている。
大坂ではもう1点、「恋文」も展示されるとか。
「フェルメール展」を堪能した後、
「上野動物園」のすぐ隣にある「東京都美術館」へ向かう。
いくつかの展示会が同時に開催されているのだが、
二つの展示会を見学する。
一つは「第44回美術の祭典・東京展」、
知り合いのMさんの作品が出展されている。
今回の作品も素晴らしい出来栄えである。
画家の中村正義さんの「顕彰故展」として特別コーナーが設けられ
生前の幅広い作品が数多く展示されている。
もう一つは「第73回新匠工芸会展」である。
知り合いのEさんの作品が出展されている。
ダイヤモンドポイント沈金大皿「深縹」、
見事な出来栄えである。
見学のあとは、同美術館内にあるレストラン「ミューズ」にて昼食。
すぐ近くの精養軒が運営している。
窓の外を眺めながらゆっくり休む
すっかり芸術の秋を満喫した一日だった。
芸術の秋 堪能されましたね
上野公園の美術館巡り 私も夫と楽しみましたので
懐かしいです
フェルメールは夫が一番好きな作品たちです