地球一周クルージング: パナマ
2017年 02月 09日
カリブ海(大西洋)側のパナマ運河の出入口にあたる。
午後1時前、バスに乗り、コロンの駅へ向かう。
この町は中米でも治安の悪いことで知られる。
全長77キロの鉄道、世界最短の大陸横断鉄道である。
開業したのが1855年のこと。
今から160年ほど前になる安政7年(年の途中で万延元年に)(1860)、
日米修好通商条約の批准書交換のため、
時の徳川幕府は「万延元年遣米使節団」を米国に派遣した。
(以前書いたことのある、小栗上野介忠順が目付として参加)
その一行がサンフランシスコからワシントンへ向かうのに、
サンフランシスコから太平洋をパナマまで船で航行し、
パナマからカリブ海(大西洋側)のコロンまで、この列車を利用した。
コロンからは別の船に乗り、大西洋をワシントンに向かって航行した、
そんな歴史がある。
パナマ運河が1914年に開通して以降は、列車の利用も減り、
現在は一日に一往復運行されている。
我々は逆方向、パナマ・シティに向かう、およそ1時間ちょっとの列車の旅。
温かい飲み物と菓子の詰め合わせが配られる。
パナマ運河と並行し走るので、時折運河の湖や航行する船も見られる。
乗車した列車
縦横に完備された舗装道路を車は走り、高層ビルが林立している。
近代都市のごとき光景に驚かされる。
サン・ホセ教会。
階段で遊ぶ可愛らしい子供たち。
レセップスの胸像と記念塔が建てられている。
スエズ運河を完成させたフランス人の実業家、レセップスは
パナマに運河を通そうと計画スタートしたものの、
黄熱病に悩まされ、難工事や疑獄事件に巻き込まれ、
挫折したまま不帰の人となった。
に立ち寄る。
家内の気に入った生地があるので、同じグループのご婦人たちと
一緒になってネゴし、可成りの値引きで買い求める。
店を出たところ、格好いい男の子を発見。
父親の了解を得て写真を撮らせてもらう。
すでに夕闇迫る。
帰りは高速道路を走り、クリストバル港へ戻る。
クリストバルからは5泊6日の大型ツァーあり、
一つは「クスコ・マチュピチュ」、
もう一つは「ガラパゴス諸島」。
それぞれ参加される方たちは、ここから出発、
次の寄港地、グアテマラ・シティで合流する。
残念ながら今回は見送り。
それにパナマ運河を通るのも今回の目的の一つ。
いよいよ翌日は一日かけて、パナマ運河を航行する。
マチュピチュへ行くツアーもあるのでか、、、
いよいよ、パナマ運河の渡航、楽しみですね。
早速のコメントを有難うございます。
1時間ばかりの汽車の旅もいいですよ。
車両はかなりの年代物です。
マチュピチュ、まだ訪れたことがなく、一度は訪れてみたいですね。
いよいよパナマ運河通行です。