地球一周クルージング: マルセイユ(アヴィニョン)
2017年 01月 14日
9月24日午前10時、フランス最大の港、マルセイユの
ポールト・カトル Porte 4 に着岸する。
マルセイユ観光はスキップして、
中世の雰囲気を残す、古都アヴィニョンを訪れる。
11時ごろ港を出発する。
アヴィニョンまではかなりの距離があり、列車が出ているが、
今回は観光バスに乗り、高速道路を1時間半以上走る。
途中、道路の片側は小高い丘、花崗岩だろうか岩肌が出ている。
トイレ休憩のために、サービスエリアに立ち寄る。
設備も新しく、広く清潔感のあるトイレ、しかも無料、
何となくほっとする。
落ち着いた雰囲気の町中に入りバスを降りる。
「アヴィニョン歴史地区」と呼ばれる地域を散策する。
中心部には市庁舎や劇場があり、その前には広場。
「時計塔広場」と呼ばれ、メリーゴーランドがあり、
大道芸も見られる。
中庭に設えた店で、由緒ありそうな建物に囲まれ、
雰囲気のいい場所た。
本場フランスワインをいただく。
「法王庁(教皇庁)宮殿」の前に出る。
「アヴィニョン教皇庁」だった建物である。
塔の上には黄金のマリア像が見える。
1305年、教皇に選出されたボルドー大司教がクレメンス5世として
リヨンで即位したものの、ローマに戻らず、教皇庁の移転を宣言。
1309年、アヴィニョンに居を定めて以来、
7代69年間、そのままの状態が続いた。
「アヴィニョン捕囚の時代」と呼ばれている。
現在は一般公開されている。
ガイドさんの説明を聞きながら、内部を見学する。
若い日本人女性が、フランス人青年とカップルで、
偶々見学に来ておられ、日本語の説明が聞かれるということで、
暫く、我々グループと一緒に見学される。
フレスコ壁画、ゴブラン織りのタペストリーなど、素晴らしい。
大聖堂の黄金のマリア像が目に入る。
宮殿を出て、狭い路地を通り、「サン・べネゼ橋」へ向かう。
立ったままの大道芸人を横に見、城壁を抜けると、
視界が開けて、橋が見えてくる。
童謡「アヴィニョンの橋の上で」のアヴィニョンの橋である。
ローヌ川の度重なる氾濫により、何度か橋が崩壊。
その度に修復を強いられ、財政を圧迫。
遂に17世紀、修復を断念。
当初は長さ920メートルあった橋は途中でちょん切れたまま。
22あった橋脚も現在残るのは4脚のみ。
高速道路を港へ向かう。
次の寄港地、バルセロナへ向かう。
当時の遺品も多く展示されているのでしょうか