地球一周クルージング: イタリア・チビタベッキア(その2)
2017年 01月 08日
グループ予約を入れてあるので、その時間に合わせて出かける。
個人の入場者の方は長い行列になっている。
サン・ピエトロ大聖堂とバチカン宮殿の
堂々たる建物が威容を誇っている。
見学コースは決められており、
宮殿の一部である、バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、
そしてサン・ピエトロ大聖堂の順になっている。
美術館に入場する前に、中庭で美術品について
詳しい説明がなされる。
館内でのガイド説明は禁じられている。
説明ボードには、名高いミケランジェロの「最後の審判」
の絵と説明が書かれている。
あまりに長い説明に、見学者もイライラし始める。
やっと美術館に入場。
500年以上の歴史を誇るバチカン美術館、
膨大な優れた美術品の量には圧倒されてしまう。
赤大理石の一枚岩でつくられた巨大杯。
地図のギャラリーという長いコーナーがある。
長さ120メートルに及ぶ。
天井にはまばゆいばかりのフラスコ画がが描かれ、
壁面にも中世時代の地図などのフレスコ画。
そのあとはラファエルの間に続く。
ものすごい数の見学者で大混乱。
入場制限の話があると聞くが当然だろう。
グループメンバーが迷子になるのもうなづける。
結局我々グループでも、一人途中から外にでてしまい、
再入場はかなわず、サン・ピエトロ広場で再会することに。
システィーナ礼拝堂では撮影禁止。
(タブレットで写真を撮っている外人さんを見かけたが)
礼拝堂主祭壇に見られるのが、
ミケランジェロの大傑作「最後の審判」。
創世記のエピソードを主題にした「天地創造」、「アダムとイブ」、
「失楽園」など9点のフレスコ画が描かれている天井画も
名高いミケランジェロの作品である。
南壁面には「モーゼの生涯の物語」、
北壁面には「キリストの生涯の物語」それぞれのフレスコ画。
壁面最下層を飾る10点のタペストリーは、
若き日のラファエロがデザインした作品。
システィーナ礼拝堂は、コンクラーヴェが行われる場である。
礼拝堂の上の屋根には煙突がある。
システィーナ礼拝堂を出ると、眼前にサン・ピエトロ広場が広がる。
今度は、サン・ピエトロ大聖堂に入場する。
ミケランジェロの署名入りというのは珍しい。
創建は4世紀だが、現在の聖堂は2代目、1626年に完成されたもの。
2階部分には五つのバルコニーがあるが、
その中央のバルコニーは教皇が祝福を行うための専用のもの。
衛兵服はミケランジェロのデザインだと言われているが(?)。
ワインを傾けながら、カンツオーネを楽しむ。
夜遅く、チビタベッキアを出港し、次の寄港地、
同じくイタリアのリヴォルノへ向かう。
一度、見に行きたい所です。
バチカン市国、素晴らしい観光地ですね~
サンピエトロ大聖堂と美術館は3度行った所です。
二度目はシスティーナ礼拝堂が修復中で偽の絵が掛けてありましたし、
天井画は首が痛くなり、鏡に映して観たりした、懐かしい所です。
大聖堂の屋上にも上り、バチカン市国を一望した思い出も・・
もう行く機会はないかもしれませんが、沢山の写真を
懐かしく拝見させて頂きました。
早速コメントをいただき有難うございます。
わあ! 三度も訪れておられるのですか。
何か間違ったことを書き込んでしまったのではと心配です。
今回、残念ながら大聖堂の屋上へ行くチャンスはありませんでした。
信者の方も多いのでしょうが、見学者の多いのに驚きました。
システイーナ礼拝堂大塚美術館でレプリカですが見られますよ~
コメントを有難うございます。
昔の懐かしいご旅行を思い出す切っ掛けとなったようで嬉しいです。
ミケランジェロの「最後の審判」のレプリカが大塚美術館にあるようですね。
本物の作品は段々色褪せてゆくのに、レプリカはオリジナル当時そのままですよね。
大塚美術館は一度訪れねばと思います。