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西伊豆ツァーに参加

毎月一度昼食会を続けている、
近所の仲間4人そろって、ツァーに参加して、
西伊豆一泊の旅に出かける。

今月14日、横浜駅から「踊り子号」に乗車。
ほかの客は東京駅からで、参加者は42名。
あっという間に湯河原駅に到着。
駅前で待機していた観光バスに乗ると、
一路西伊豆の三津浜へ向かう。
バスの中で昼食の弁当。

三津浜は沼津市内浦三津で、駿河湾に面した
小さな漁業と観光の町である。

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観光汽船に乗船し、湾内を一周クルージング。
ここからの富士山の眺めは素晴らしいはずなのだが、
晴天とは言え、この季節富士山も霞んで見えるだけ。
遊覧船が浮かび、カモメが飛び、
リゾートホテルのある淡島のまわりを一周する。

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再びバスに乗り、土肥へ向かう。
運よく、我々4人は一番前の席で、前方がよく見える。
海岸線の道は狭く、バスの通れる道ではなく、
一旦中伊豆に戻り、修善寺から船原峠を越えて土肥に入る。

土肥は私の両親の生まれ故郷であり、
私自身も戦中から戦後にかけて、約2年間、
疎開していた町である。
以前は田方郡土肥だったのが、現在は伊豆市土肥町。
土肥は「どい」とにごらず、「とい」と読む。

亡き母の一番下の妹が健在で、土肥で一人暮らしをしている。
事前に電話連絡をし、ほかのツァー客が
土肥金山を見学している間に抜け出し、
花時計の前で叔母と落ち合う。

土肥の花時計は世界一大きく、ギネスブックに登録されている。

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文字盤はタイル張りで、波と白枇杷をイメージして、描かれている。
周りには花が植えられ、その外側には健康の小道。
白石が隙間なく敷き詰められれ、
その上をはだしで歩くと足つぼを刺激し、効力がある。

花時計から広がる海岸線の松原は公園となっている。
若山牧水の銅像や歌碑も見られる。

昭和3年生まれの叔母、足が少々悪いようだが、
至ってお元気、口も達者で、話もつきない。
残念ながら時間も限りがあり、途中で切り上げて別れる。

土肥名物の白枇杷がたわわに実っている。

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土肥金山は、以前見学したことがある。
今回は入場せず。

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土肥を後にして、恋人岬に立ち寄る。
ここからの富士山もまったく見えず。

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岬への道すがら目に入った草花。

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恋人岬より、少し南寄りにある、黄金崎(今回は訪れず)の方が、
変化にとんだ景色が楽しめる。
早咲きの桜もよい。

堂ヶ島に到着すると、旅館に入る前に、
遊覧船に乗り島めぐりをする。

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宿は堂ヶ島温泉の「清流」。

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道路に面した正面入り口、フロントは5階で、
切り立った崖沿いに建物が立っている。
一番下が温泉浴場となっている。
露天風呂からは波の音が耳に入る。
部屋は海に面し、三四郎島がすぐ目の前に。
素晴らしい夕陽が望める。

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翌朝、ゆっくりの出発なので、近くを散策する。

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天窓と呼ばれるところ、遊覧船が通るのを
上からのぞける。

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二日目の訪問先は松崎。
長八そしてなまこ壁で知られている。
現在は誰も住んでおられない、明治商家「中瀬邸」を訪ねる。

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邸の入り口にある時計台。

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邸の内部。

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町中のなまこ壁。

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長八記念館と長八美術館を見学。
記念館は浄感寺内にあり、本堂の天井に、
見事な「八方睨みの龍」が見られる。
本堂の横両側には一対の「飛天」。
いずれも名工、長八の傑作である。

モダンな建物の美術館の入り口。

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松崎から伊豆半島を横切り、下田に出る。
昼食は「下田東急ホテル」で。
丘の上の、眺めの素晴らしい場所にあるが、
アクセス道路のひどさには肝をつぶし驚く。
とても観光バスの通れる道路ではない。

フランス料理の「Phenix(フェニックス)」でのランチはフルコース。
ポタージュが美味しい。
メインディッシュはスズキのボワレ。
デザートはラズベリーチョコムース。
昼食の後は、ホテルの芝生の庭園に出て、
下田湾の景色を堪能する。

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グラデーションの綺麗なアメリカン・ジャスミン、ピラカンサスなど。

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いかにも南国風である。

伊豆半島の東海岸沿いに北上し、湯河原までバスに揺られる。
二日目は一番後ろの席となる。
あっという間の二日間の旅であった。
Commented by semineo at 2013-05-18 23:08
こんばんは
爽やかな季節の旅行に伊豆とは、良いですね~
watababeさんは土肥がふるさとでしたか
お元気な叔母さまにもお会いできて、何とも素敵な旅行でしたね。

伊豆の名勝地を、懐かしく思いながら読ませてもらいました♪
Commented by toshi-watanabe at 2013-05-19 10:17
semineoさん、
早速のコメント有難うございます。
母親の13回忌と父親の23回忌を土肥の寺でやったのがもう9年前ですから、土肥も久しぶりでした。土肥で法事をしたのはこの1回だけであとは自宅でやっています。
Commented by hirofu at 2013-05-24 22:50 x
綿密な旅行記に敬礼!です。
土肥は今逗留している長女が3歳児の頃、
リックかついで一泊旅行した思い出の地です。
Commented by toshi-watanabe at 2013-05-25 09:57
hirofuさん、

コメントいただき有難うございます。
かって土肥にお出かけでしたか。
今では清水港からもフェリーが出ており、
ずいぶん便利となりました。
ただこれといった産業もなく、地元の若者たちは皆土肥を離れてしまいます。
by toshi-watanabe | 2013-05-18 09:50 | 旅行 | Comments(4)

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