西伊豆ツァーに参加
2013年 05月 18日
近所の仲間4人そろって、ツァーに参加して、
西伊豆一泊の旅に出かける。
今月14日、横浜駅から「踊り子号」に乗車。
ほかの客は東京駅からで、参加者は42名。
あっという間に湯河原駅に到着。
駅前で待機していた観光バスに乗ると、
一路西伊豆の三津浜へ向かう。
バスの中で昼食の弁当。
三津浜は沼津市内浦三津で、駿河湾に面した
小さな漁業と観光の町である。
観光汽船に乗船し、湾内を一周クルージング。
ここからの富士山の眺めは素晴らしいはずなのだが、
晴天とは言え、この季節富士山も霞んで見えるだけ。
遊覧船が浮かび、カモメが飛び、
リゾートホテルのある淡島のまわりを一周する。
再びバスに乗り、土肥へ向かう。
運よく、我々4人は一番前の席で、前方がよく見える。
海岸線の道は狭く、バスの通れる道ではなく、
一旦中伊豆に戻り、修善寺から船原峠を越えて土肥に入る。
土肥は私の両親の生まれ故郷であり、
私自身も戦中から戦後にかけて、約2年間、
疎開していた町である。
以前は田方郡土肥だったのが、現在は伊豆市土肥町。
土肥は「どい」とにごらず、「とい」と読む。
亡き母の一番下の妹が健在で、土肥で一人暮らしをしている。
事前に電話連絡をし、ほかのツァー客が
土肥金山を見学している間に抜け出し、
花時計の前で叔母と落ち合う。
土肥の花時計は世界一大きく、ギネスブックに登録されている。
文字盤はタイル張りで、波と白枇杷をイメージして、描かれている。
周りには花が植えられ、その外側には健康の小道。
白石が隙間なく敷き詰められれ、
その上をはだしで歩くと足つぼを刺激し、効力がある。
花時計から広がる海岸線の松原は公園となっている。
若山牧水の銅像や歌碑も見られる。
昭和3年生まれの叔母、足が少々悪いようだが、
至ってお元気、口も達者で、話もつきない。
残念ながら時間も限りがあり、途中で切り上げて別れる。
土肥名物の白枇杷がたわわに実っている。
土肥金山は、以前見学したことがある。
今回は入場せず。
土肥を後にして、恋人岬に立ち寄る。
ここからの富士山もまったく見えず。
岬への道すがら目に入った草花。
恋人岬より、少し南寄りにある、黄金崎(今回は訪れず)の方が、
変化にとんだ景色が楽しめる。
早咲きの桜もよい。
堂ヶ島に到着すると、旅館に入る前に、
遊覧船に乗り島めぐりをする。
宿は堂ヶ島温泉の「清流」。
道路に面した正面入り口、フロントは5階で、
切り立った崖沿いに建物が立っている。
一番下が温泉浴場となっている。
露天風呂からは波の音が耳に入る。
部屋は海に面し、三四郎島がすぐ目の前に。
素晴らしい夕陽が望める。
翌朝、ゆっくりの出発なので、近くを散策する。
天窓と呼ばれるところ、遊覧船が通るのを
上からのぞける。
二日目の訪問先は松崎。
長八そしてなまこ壁で知られている。
現在は誰も住んでおられない、明治商家「中瀬邸」を訪ねる。
邸の入り口にある時計台。
邸の内部。
町中のなまこ壁。
長八記念館と長八美術館を見学。
記念館は浄感寺内にあり、本堂の天井に、
見事な「八方睨みの龍」が見られる。
本堂の横両側には一対の「飛天」。
いずれも名工、長八の傑作である。
モダンな建物の美術館の入り口。
松崎から伊豆半島を横切り、下田に出る。
昼食は「下田東急ホテル」で。
丘の上の、眺めの素晴らしい場所にあるが、
アクセス道路のひどさには肝をつぶし驚く。
とても観光バスの通れる道路ではない。
フランス料理の「Phenix(フェニックス)」でのランチはフルコース。
ポタージュが美味しい。
メインディッシュはスズキのボワレ。
デザートはラズベリーチョコムース。
昼食の後は、ホテルの芝生の庭園に出て、
下田湾の景色を堪能する。
グラデーションの綺麗なアメリカン・ジャスミン、ピラカンサスなど。
いかにも南国風である。
伊豆半島の東海岸沿いに北上し、湯河原までバスに揺られる。
二日目は一番後ろの席となる。
あっという間の二日間の旅であった。
爽やかな季節の旅行に伊豆とは、良いですね~
watababeさんは土肥がふるさとでしたか
お元気な叔母さまにもお会いできて、何とも素敵な旅行でしたね。
伊豆の名勝地を、懐かしく思いながら読ませてもらいました♪
早速のコメント有難うございます。
母親の13回忌と父親の23回忌を土肥の寺でやったのがもう9年前ですから、土肥も久しぶりでした。土肥で法事をしたのはこの1回だけであとは自宅でやっています。
コメントいただき有難うございます。
かって土肥にお出かけでしたか。
今では清水港からもフェリーが出ており、
ずいぶん便利となりました。
ただこれといった産業もなく、地元の若者たちは皆土肥を離れてしまいます。