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利尻・礼文の旅を楽しむ

7月17日から3泊4日で、北の離島、利尻島と礼文島の旅を楽しむ。
花の浮島、礼文島へは今回5度目となる。
兄弟姉妹の個人旅行で2回、ツァー参加の旅は今回で
3回目である。
すっかり島の自然に魅せられてしまう。

今回の旅は羽田から稚内まで直行便のフライト。
一日2往復しか便はなく、多くの場合札幌乗換だったり、
旭川からバス利用だったりだが、
運よく直行便なので、稚内に宿泊せず、
そのままフェリーに乗船して利尻島へ向かえる。

乗船までに少しばかり時間があるので、
ノシャップ岬に立ち寄る。

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風が強く吹いている。
小さな水族館らしきものがある以外、何も見るべきものはない。
ハマナスの花と、名前の分からぬ向日葵のような黄色い花を見かける。

稚内のバスもそのままフェリーに乗船するので、
重たい荷物を持たずに済むのは有難い。
フェリーの二等船室は大部屋で床に座るかたち。
混んでいるときは場所取りが大変で、海が荒れると
どうしようもないので、一等ラウンジを事前に頼んでおく。
座席指定で、ゆったりした椅子で寛げる。
多少追加料金が必要。

稚内港を出港して2時間弱、利尻島の島影が近づく。
海も比較的穏やか、好天に恵まれ、利尻富士が
くっきりと姿を現す。

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利尻島の鴛泊(おしどまり)港に到着。
そのままホテルにチェックイン。
早目の夕食を済ませて、利尻温泉にゆっくりつかる。

二日目の午前中は、利尻島を一周する。
利尻富士と呼ばれる利尻山、標高1,721メートルが
島の大半を占めており、
山麓の海岸線を道路が通っている。

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宿の近くの富士野園地に立ち寄る。
草原が続く。

島を半周して仙法師御崎公園に行く。
名産の上質の利尻昆布が安く売られている。
海岸には岩をかこったところがあり、
ごまアザラシが泳いでいる。
海岸線には、ユリカモメとウミネコが群れをなしている。
岩で子育てをしている。
利尻富士は雲がかかり、端の稜線のみが見える。

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利尻島では利尻ひなげしが名高い。
街灯にもとりいれらている。

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オタトマリ沼と姫沼を訪れる。
必ず訪れる観光地である。
利尻富士は残念ながら霞んで見える。

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夏の花が終わり、秋の花の季節に入りつつある。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。

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オニシモツケ(鬼下野)。

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ナミキソウ(浪来草)、ツバメオモト(燕万年青)の実、ミソガワソウ(味噌川草)

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ハマフウロ(?)。

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エゾノヨロイグサ(蝦夷鎧草)、チシマザミ(千島薊)、チシママンテマ、ヤマハハコ(山母子)。

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キタノコギリソウ(北鋸草)、ヤマグワ(山桑)の実、ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)、
ルピナス。

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民宿風の二階で昼食をとり、いよいよ礼文島へ向かう。
利尻島の鴛泊港からフェリーに再び乗船、40分ほどで
礼文島の香深(かふか)港に到着。

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礼文島は南北に長く、ほとんどが高原地帯。
最高地点は、礼文岳の頂上、490メートル。
車の通れる道は東海岸沿いに一本通っているだけ。
ハイキングコースがいくつかある。
礼文島でも最も多くの高山植物が見るれる
「桃岩展望台コース」をまず歩く。
色とりどりの花を見ながら、高原を3時間ばかりハイキング。
東方から強風が吹き、帽子どころか身体ごと吹き飛ばされそうで、
道路わきに張られた綱や木の杭につかまって歩く。
急に霧が出てきて、ウインドーブレーカーなど防寒具に
手袋が必要。

本州の2千メートルを超える高山を登るのと一緒である。

しばらく歩くと霧がはれ、真っ青な海が眼下に広がる。
カラフトダイコンソウ(樺太大根草)、オオハナウド(大花独活)
、ミソガワソウ(味噌川草)。

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エゾナデシコ(蝦夷撫子)。

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チシマフウロ。

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イブキトラノオ(伊吹虎の尾)は群生している。 今が盛り。

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チシマワレモコウ(千島吾亦紅)、キンミズヒキ(金水引)、
エゾムカシヨボギ、ヨツバシオガマ。

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ヤマブキショウマ(山吹升麻)、チシマゲンゲ(千島紫雲英)。

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エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)、エゾゴマナ、エゾニュウ。

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ウスユキソウ(薄雪草)。

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エゾアカバナ。

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桃岩付近の花を紹介している立て看板。

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ウメバチソウ(梅鉢草)、トウゲブキ(峠蕗)、ウツボグサ(靫草)、
コブスナソウ。

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海岸近くの知床まで長い下り坂が続き、かなり足に来る。
二日目の予定は終わり、宿に向かう。
この宿には連泊する。
早速礼文温泉で足をのばし疲れを癒す。
夕食時、窓外に利尻富士が姿を現す。

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(続く)……
by toshi-watanabe | 2012-07-28 10:30 | 旅行 | Comments(0)

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