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晩秋の京都 (西芳寺)

24日午後、渡月橋を渡り、バスで西芳寺(苔寺)へ向かう。
京都バスは苔寺・鈴虫寺が終点。
川沿いに歩くと、途中で草花と赤い実が目に入る。

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事前に予約を入れてある。
予定の1時にまだ時間があったが、
予約者は入門できる。
以前来た時とは入口が異なり、
本堂への参道も感じが全く違う。
苔寺入口の衆妙門(以前は総門からか?)を入り、
本堂へ向かう。

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本堂入口わきに白い冬桜(?)が満開。

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受付を済ませ、般若心経のお手本と写経用用紙をいただく。
納経料として3千円を納める。
本堂には小机が整然と並べられ、
硯、墨、細筆がそれぞれ準備されている。
順番にぎっしりと座る。
相当の人数、100人近いのでは。

定刻の1時になると、僧侶がお出ましになり、
僧侶の指導に合わせて、参加者全員で、
般若心経を3回唱和する。
唱和が終わると、般若心経の写経が始まる。
中には定刻前に座り、写経を始めている人も。
外国人も数人見受ける。
すぐ前に座った外国の方は、しばらく座っていたが、
写経を諦め途中で退出。

写経を書き終え、家内安全、家族健康・安泰の願いを
書きくわえ、仏前に奉納する。

この写経を済ませないと、苔寺の庭園をみて回れない。
寺院の係の人にお伺いすると、
午前中の見学はなく、入門は午後1時1回だけとのこと。
庭園の見学は好きなだけ時間をとれる。

苔の緑と紅葉が見事なコントラスト。

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素晴らしい眺めの苔寺の庭園を後にする。

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すぐ隣りの鈴蟲寺の入り口まで行くが、中には入らず。
再びバスで嵐山に戻る。

天龍寺に参拝。

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臨済宗天龍寺派総本山天龍寺には塔頭も多く、
観て回る時間はない。
塔頭の一つ、弘源寺に立ち寄る。
嵐山を借景にした枯山水の庭園が有名。

次いで、塔頭、宝厳院を訪れる。
途中の通り、反対側に五百羅漢像が並んでいる。

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宝厳院に。

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昨年9月、東京日本橋高島屋にて開催された
「田村能里子展」の会場で大々的に
展示されていた、
「風河燦燦 三三自在(ふうがさんさん さんさんじざい)」
の襖絵が、再建されたばかりの宝厳院本堂に
襖として納められ、丁度公開中。
再度見てみたく立ち寄る。

従来の仏教寺院の襖絵とは全く趣を異に、
タムラレッドの見事な朱色で彩かに描かれている。
三十三人の人間群像が描かれているが、
観音様が自在に神力を用い、三十三種の変身を遂げ、
衆生を救う「三十三身」は、
法華経に説かれている。

実際に見られたのは、58枚の屏風のうち36枚。

外に出るとだいぶ夕やみも迫る。
桂川べりもすっかり薄暗く。
京都吉兆の本店の前を通る。

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Commented by banban0501 at 2009-11-29 22:12
私が苔寺を訪れたときには 写経というのはありませんでしたが
住職さんが お話をしてくださいました

うんと昔の話です

pasalado さんが撮影された苔の様子は
その当時より 見事な感じがしました

京都吉兆は 敷居が高くで
はいれるのは たぶん 死んでもないかも????
Commented by toshi-watanabe at 2009-12-03 09:54
banbanさん、

写経は初めての体験、悪くはないなと思いました。
ただ机が小さく、前後左右ぎっしりで、
落ち着いて書くには狭すぎました。
それにべちゃくちゃ喋る行儀の悪い人がいて、
非常に耳ざわりだったのは困りもの。

苔寺のこけは青々として、一番見ごろ
だったのかもしれません。
by toshi-watanabe | 2009-11-29 15:47 | 旅行 | Comments(2)

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