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米国ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所の閉鎖


米国ペンシルベニア州にあるスリーマイル島原子力発電所が
閉鎖されると、今月20日に公式発表された。
採算割れが閉鎖の主な理由。
この原子力発電所には2基の原子炉があるが、
その1基がちょうど40年前の1979年3月28日、
炉心熔解事故(メルトダウン)を起こし、
当時大きなニュースとして報じられ、
米国における原子力発電所の新規建設にブレーキが掛かった。

スリーマイル島はペンシルベニア州のサスケハナ川の中州であり、
ニュージャージー州との州境のすぐ近で、
当時ニュージャージー州に住んでおり、
当時の事は記憶に残っている。

この原発事故の起きるすぐ前に、
"The China Syndrome" (チャイナ・シンドローム)という
映画が3月16日に一般公開されたばかり。
私もマンハッタンの劇場で、この映画を鑑賞した。
ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス、ジャック・レモンなどが
主要登場人物を演じていた。
ご覧になられた方も多いと思う。
事故を暗示するかの如く、この映画が公開されて、
米国内で随分と話題になった。

スリーマイル島原子力発電所の閉鎖では、
すべての放射性物質が除去されるためには、2078年まで
掛かると推定されている。
掛かる費用が12億ドル(約1,296億円)。




# by toshi-watanabe | 2019-09-22 09:21 | 一般 | Comments(0)

13日の金曜日

昨日は13日の金曜日。
クリスチャンでもない人間にとって、関係ないのだが、
なんとなく気にかかってしまう。

大相撲秋場所が両国国技館で開催中、熱戦が繰り広げられている。
横綱白鵬が2日目から休場、大関高安が初日から休場し、淋しい場所となっているが、
昨日6日目の土俵、横綱大関陣がそろって黒星。
それに行司さん受難の日でもあった。
遠藤が全勝していた貴景勝に土を付けた取り組み、
貴景勝の足が行司の木村玉次郎の足に接触したのも影響しているのではとの話も。
つき膝というおかしな具合で貴景勝は土俵上に手をついて敗れた。
次の取り組みは豪栄道と朝之山、木村玉次郎は土俵下に頭から落ちて
転倒し顔面に怪我をした。
軍配を上げるのが遅れてしまった。

さらに結び前の一番、栃ノ心と玉鷲の取り組みでは、
立行司の第41代式守伊之助が軍配を差し違えてしまい、
相撲協会の八角理事長に謝罪(進退伺)する始末。
行司さんにとっては本当に受難の日だった。


話は変わってバイブル(聖書)の事。
多分米国にいた折に手に入れたのだと思うのだが、
我が家の本棚に立派なバイブルの書物が置かれている。
ハードカバーのどっしりと重みのある豪華な英語版である。
何時どういう経緯で手に入れたのか記憶が定かでない。
クリスチャンでもない人間の所に置くべきものでもなく、
実際一度も頁をめくったこともない。

昨日は、この重量感のあるバイブルを手に提げて、
地元にあるカトリック教会へ出かける。
受付の方に、教会で保管していただいた方が良いと思い、
持参したと伝えてお渡しした。
ところが、全く関心を示さず、
黙って受け取ると近くの段ボールの中へ。
「有難う」の一言ぐらいは言われるのかなと思っていたのだが、
有難迷惑だったのかもしれないと反省するばかり。
でもちょっとがっかりだ。
宗教書を専門に扱っている古書店に持ち込んだ方が
良かったのかもしれない。





# by toshi-watanabe | 2019-09-14 08:51 | 一般 | Comments(0)

朝井 まかて著「福袋」を読む

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朝井まかてさんの著書「福袋」を読む。
講談社時代小説文庫、780円+税。
書名の「福袋」をはじめ、8点の短編小説集である。

「ぞっこん」は面白い書き方となっている。
「吾輩は筆である」といった感じで、筆の語りにより、
主人公が描かれる。
この筆の最初の持ち主は「画師御前」と綽名された名工で、
三禮堂と号した三代目鳥井清忠。
歌舞伎看板の画師でありながら勘亭流の文字を能くした御仁。
御前のもとに妙な男が日参し、使い古した筆があったら譲ってくれと頼みに。
私である筆は神田豊島町の藁店に住む、貧乏くさい職人のもとにやられてしまう。
裏長屋に住む職人、栄次郎の仕事場で、筆の立場から物語は展開する。
墨をたっぷり吸って、ハネるトメるのと、まさに筆の喋りだ。
栄次郎は寝る間も惜しんで精進、寄席看板の名手となる。
江戸町民の生き様が見事なまでに描かれている。

歌舞伎の大部屋役者と、その贔屓客となった謎の七味売りとの、
舞台上の大博打を描いたのが「千両役者」。
湯屋に生まれ育ったお晴ちゃんは家業が好きで、
八面六臂の頑張りぶりをが描かれた「晴れ湯」。
古着屋の娘、あやめが黒地に千筋の白が走った縦縞の帷子を着つつ、
莫連流の生き方から学び成長していく「莫連あやめ」。

そして「福袋」(第11回舟橋聖一文学賞を受賞している)。
大喰らいの出戻りの姉、お壱与(いよ)に目を付けた佐平。
お壱与の底なしの胃袋と鋭敏なる舌の大活躍により福が齎される。
夜の花火に照らし出された、草むらの中の男と女、
深く交わりながらも、じっとこちらを見据えてくる
男の眼差しを描いた女枕絵師、おようの物語「暮れ花火」。

四角四面の堅物家主(いえぬし)が、
神田祭のお祭掛になってしまい、一世一代の大勝負を、
町の賑わいとともに描く「後の祭」。
女たちに袖にされまくりながらも、その日暮らしの卯吉と寅次、
もらい物が二人の人生の分岐となる「ひってん」。
ひってんとは「貧乏長屋」の事である。

時代は幕末、江戸庶民の悲喜こもごもの生活が
著者の筆致により見事に描かれている。





# by toshi-watanabe | 2019-09-12 14:19 | 読書ノート | Comments(0)

迎賓館を見学する



先週木曜日、9月5日、迎賓館を見学する。

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薄曇りで、カンカン照りではなく丁度良い見学日和だ。
今回は事前に予約をしてある。
特に和風別館「游心亭」を見学するのが主目的。
午前10時半に西口門で受付を済ませ、手荷物検査もある。


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迎賓館本館の裏側に回ると、立派な噴水がある。
この大噴水も国宝に指定されている。


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10時45分に和風別館への入り口で集合。
説明とガイダンスを受けた後、雑木林を通って和風庭園へ。
途中、藪茗荷の白い花が目につく。



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庭園もきれいに整備されている。


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およそ1時間かけて邸内を見学する。
20名のグループである。
案内係の方、時折冗談を交えながら、懇切丁寧に説明される。
47畳敷きの広間やカウンター席のある料理室、そして茶室など。


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国賓として来日された トランプ大統領と安倍首相が並んで
池の鯉に餌を投げていた 光景を思い出す。
因みに、この別館のある庭園のすぐ隣は、
春秋の両陛下主催の園遊会が催される赤坂御苑である。

その後、迎賓館本館を見学する。
本館は以前何度か見学しており、初めてではない。
2階大ホール・朝日の間、花鳥の間、羽衣の間、
彩鸞の間などをゆっくり見学する。



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本館だけなら、予約なしにいつでも見学できる。

本館の正面、広場に出る。


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正面玄関である。
賓客はここから本館に入り、赤いカーペットの敷かれた
中央階段を上って、2階大ホール・朝日の間に行かれる。

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建物の屋上にみられる彫り物。


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終戦後数年間、迎賓館は国立国会図書館として
使用されていた時代があり、
学生だった私は何度か訪れたことがある。
確か18歳以上であれば入場できたと思う。


(館内は撮影禁止であり、館内の写真はパンフレットよりスキャンしたもの)。






# by toshi-watanabe | 2019-09-08 14:16 | 一般 | Comments(4)

葉室麟さんの著書「蛍草」

BS時代劇として、「蛍草 菜々の剣」がNHKのBSプレミアムで放映中。
毎回観るのが楽しみである。
次回は最終回となっている。


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この時代劇の原作は、葉室麟さんの作品である。
葉室さんの作品はほとんど読んだつもりだったが、この小説は読んでいなかった。
早速、書店で、この放映に合わせて新版が出たばかりの
「蛍草」(双葉文庫、676円+税)を買い求めた。
そして一気に読み終えた。
物語の結末をすでに知りながら、時代劇の最終回を見ることになる。
大筋では同じなのだが、細かい所で原作とドラマでは
違いが目につき、やはり気になってしまう。


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題名の「蛍草」とは、露草の事であり、
俳諧の世界で使われ、秋の季語となっている。
また古くは「月草」と言われ、万葉集にも出てくる。
著書の中でも紹介されている。

  月草の仮(かり)なる命にある人をいかに知りてか後も逢はむと言ふ
                     (詠み人知らず)

城中で刃傷沙汰を起こして父親が切腹、
さらに労咳で母親が亡くなり、叔父の家に引き取られたものの、
父の無念を晴らしたいという悲願を胸に、
主人公の菜々は風早家に女中奉公として厄介になる。
16歳の春だった。
風早家の当主、市之進、その妻、佐知から暖かく迎えられ、
二人の幼い子供達からも慕われ、平穏な日々を過ごしいたのだが、
亡き父親、安坂長七郎と同様に、市之進も藩の改革を目指していたのが、
罠に仕掛けられ捕らわれの身に。
さらには、佐知も労咳で亡くなり、菜々は風早家の幼い
子供たちの面倒を見る立場になる。
若き菜々の孤軍奮闘の日々が続く。

世代交代し若き藩主が江戸からお国入り、
この機に、菜々は一世一代の大勝負に挑むことになる。

やはり葉室作品感動的で実に面白い。
葉室ファン必読の一作である。
ドラマも素晴らしいが、原作はさらに素晴らしい。








# by toshi-watanabe | 2019-09-02 09:00 | 読書ノート | Comments(0)

朝井 まかて著「落花狼藉」を読み終える


朝井まかてさんの最新作「落花狼藉」を読み終える。
双葉社発行、1,600円+税。


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実に面白い作品だ。
読者をすっかり魅了させ、一気に読み通してしまう。
江戸時代初期、家康亡き後の江戸に、
徳川幕府公認の傾城町、吉原が当時はまだ辺地だった土地に生まれた。
吉原を率いるのが遊女屋の西田屋。
そして西田屋の主が庄司甚右衛門、御公儀評定所から
吉原傾城町の惣名主に任じられている。
(庄司甚左衛門は実在の人物である。)

この物語は、庄司甚右衛門の妻であり、西田屋の女将を務める
花仍(かよ)が主人公である。
花仍は幼いころに孤児として拾われ西田屋で育てらた。
遊女としての道は歩まなかった。
いつの間にか西田屋の女将に納まり、
失敗をしたり、いろいろ苦労しながら成長してゆく。

将来は太夫に期待していた遊女、若菜が出産とともに命を落とし、
生まれた女児を養女として育て、婿を迎え入れて、
主亡き後の西田屋を継がせる。
娘、鈴はやがて花仍を継いで、西田屋の二代目女将となる。

その一方では、吉原は二度大きな火事に見舞われる。
二度目の火事は江戸市中の大半が焼け野原となり、
江戸城も天守閣などが焼け落ちたという。
(江戸三大火と呼ばれ、明暦3年(1657)、2日間にわたって燃え広がった。
死者の数は10万人超と言われる。)
江戸の町を再興するということで、傾城町吉原も新たな土地へ追いやられる。
(幕府はこの災害を機に新たな江戸の都市計画を急ぐ。)

こうした吉原の急激に移り変わる姿が
女主人公、花仍の思いや行動とともに、見事に描かれている。
花仍が64歳の命を全うするところで、
物語は終わりを迎える。

作品名にある落花狼藉とは花が散る様を表現しており、
落花とは桜の花の事である。
吉原に桜の樹を植えるのが花仍の夢だった。

読み応えのある、いかにも朝井作品、お薦めの一冊である。






# by toshi-watanabe | 2019-08-30 14:33 | 読書ノート | Comments(0)

残暑厳しい中、群馬倉渕へ


残暑厳しい、8月9日(金)群馬倉渕へ出かけ、
長逗留後、18日(日)に帰宅した。
今回は色々と用事があり、現地では何かと忙しい日々だった。

これといった草花は咲いておらず。
群生した待宵草が花盛り。

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花虎の尾も真っ盛り。

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キバナコスモス。
黄色よりオレンジ色がほとんど。

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紫苑(しおん)も満開。


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河原撫子が一輪のみ。


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情けない姿の百日草。


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コスモスはまだまだこれから。


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色鮮やかな朝顔。


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未だ咲き残っていた蛍袋。


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秋海棠(しゅうかいどう)が咲き始め。


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高砂百合も咲き始めたばかり。


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夜7時から7時半、烏瓜の花が開く一瞬のすばらしさを久しぶりに目にする。


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現地滞在中、何日かにわたり、3組の客人を迎え、賑やかな食事も。
沼田在住のK子さんには蕎麦打ちをしていただいた。


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最後の晩は、近くの「倉渕温泉」に宿泊。
夕方4時過ぎに草津街道を通て宿へ。
その途中の登り坂を走っていると、突然サルの群れが現れ、
道路を横切り始めた。
車をスローダウンして、サルさん達が道路を横断するまで見守った。

お盆の季節で、走る車の量は多かったが、
それ程の渋滞にも合わず往復できたのは幸いだった。













# by toshi-watanabe | 2019-08-21 10:33 | 草花 | Comments(6)

大島 真寿美著「渦(うず)」を読み終える

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大島真寿美さんの最新作「渦(うず)」を読み終える。
この書籍を購入したのは数か月前、先月読み始めたところ、
第161回直木賞を受賞とのニュースが流れた。
大島さんにとって2度目の候補で受賞されたようだが、
直木賞受賞作品というのも納得がいく力作だ。
文芸春秋出版、1,850円+税。
サブテーマとして、「妹背山婦女庭訓 魂結び
(いもせやまおんなていきん えんむすび)」とある。

江戸時代中期、場面は大阪道頓堀。
儒者で操浄瑠璃(あやつりじょうるり)の芝居小屋、竹本座と関係に深かった
穂積以貫(これつら)の息子がこの小説の主人公、近松半二である。
本名は穂積成章、子供の頃から父親のお供で竹本座へ出かけ、
操浄瑠璃を目にし、自然と浄瑠璃の世界に。
父親は近松門左衛門と親交があり、門左衛門が生前大事にしていた硯を
戴き、その硯を息子の成章(近松半二)に渡す。

成章は近松門左衛門から直接指導を受けてはいないが、
師と仰ぎ、竹本座で操浄瑠璃作者として腕を磨いていく。
物語の中盤辺りに、「渦」という章がある。
当時歌舞伎や浄瑠璃が演じられる中心地は道頓堀、
道頓堀という混然となった渦から作者も演じる者も出てくるのやと、
登場人物に言わせている。

成章の幼友達に和泉屋という菓子屋の倅、久太がいた。
二人は良く連れ立って芝居小屋をのぞきに出かけ、
久太はすっかり歌舞伎の世界に夢中になる。
やがて泉屋正三、そして並木正三(しょうざ)として
歌舞伎作者として名声を博し、歌舞伎の隆盛に貢献する。

すっかり歌舞伎の影になり落ちぶれて行く操浄瑠璃の
復興を願い、近松半二が仲間や弟子とともに書き上げたのが、
「妹背山婦女庭訓」である。
評判をとったこの人形芝居は、歌舞伎でもその後演じられる。
現在も、文楽や歌舞伎で演じられている。
五段から成り立っているが、四段目に登場するのが、
三輪山のふもとにある酒屋の娘「お三輪」。
この小説、全体を話し言葉で通しているのが特徴で、
物語の終盤は、「妹背山婦女庭訓」が主題となっているのだが、
「お三輪」に語らせている部分が何回か出てくる。
大変面白い構成、書き方である。

大島さんの作品を読んだのは、この小説が初めてだが、
今後どんなテーマで書かれるのか興味がある。
お薦めの作品であるのは間違いない。





# by toshi-watanabe | 2019-08-08 09:32 | 読書ノート | Comments(0)

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