冬の熱海温泉へ

2月10日から熱海温泉へ一泊旅行。
今回は姪夫妻からのお誘いで、参加者は5名。
出かける朝は、姪の旦那の運転で自宅まで迎えに来てくれる。
車に乗っていればよいので楽な旅である。

あまり好天とは言えないが、
道路は順調に流れ、11時過ぎには小田原を過ぎる。
海岸沿いを熱海へ向かう国道沿い、
「回転寿司・花まる湯河原店」に寄り、
早めの昼食をとる。
私自身、実は回転寿司の店に入るのは初体験。
お茶の入れ方から教えてもらう。
ベルトコンベアに乗って、皿に盛られた寿司が回ってくるが、
本日のお勧め品などを中心に、
カウンターの中にいる板前さんに注文もできる。
鯵、ホウボウ、金目、平目、ボタンエビ、等々
あっという間に美味しくいただく。
一人頭2千円以下で収まる。
これから回転ずしにはまりそうだ。

腹ごしらえの後は一路熱海へ向かう。

予定通り、熱海梅園へ。
何度か来ている梅園だが、中を一巡。
朱塗りの橋が昨年10月に完成している。
早咲きの梅はもう終わりといった感じ。
これから花を開く梅の木も見られる。

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今まで気づかなかったのかもしれないが、
韓国庭園の一角があり、中を見学する。

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熱海桜も満開。

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珍しい黄花と水仙の花の一種がみられる。

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梅園縁の茂木氏の碑文、
梅園の景色。

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旅館に行くにはまだ時間があり、
外は寒いので、MOA美術館に出かける。
ここも度々訪れている。
ただこの季節にしか展示されない作品がある。
その一つは尾形光琳の「紅白梅図屏風」(国宝)。
右側の屏風が紅梅、左側の屏風は白梅、
それぞれが異なる構図でありながら、
一体としてバランスの取れた素晴らしい傑作。
いろいろと創造を掻き立てる作品で、
前にしばらく立ち止まって見ていてい飽きない。

そのほかに、野々村仁清の「色絵藤花文茶壷」(国宝)や
阿弥陀如来三尊像や聖徳太子立像など数体の仏像も見学。
寒空で庭には出ることもなし。

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さて泊まりは、現在四季倶楽部の経営している施設の一つ、
「シオン熱海」。
熱海の街の西方に位置するのだろうか、
少しばかり山に登ったあたりに位置する、
こじんまりした宿である。
もともとは別荘だったところを、
姪の旦那の勤務先の会社が買い取り、
社員の保養所として利用していたらしいが、
最近四季倶楽部が経営するところとなる。
社員は優先的に予約ができるようだ。

温泉は源泉かけ流し、弱アルカリ性無色、
かなり熱めで気持ちよい。
保養所時代は和食の懐石料理だったのが、
シェフも代わり、今回はイタリア料理のコースに。
メニュー。
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「バーニャカウダ」という料理は、
オイルフォンジュの一種にあたるうのだろうか、
アンチョビの入ったオリーブオイルを温め、
生野菜(大根、かぶ、人参、白菜など)を、
そのたれにつけながら食べる。
これは初めての体験である。

宿の裏庭に孔雀が一羽。
ここが気に入ったのか、すっかりいついているのだとか。

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イチゴ狩りへ
by toshi-watanabe | 2010-02-12 10:58 | 旅行 | Comments(4)

「ルノワール展」見学

国立新美術館で開催中のルノワール~伝統と革新
見学する。
この展示会は1月20日にスタート、
4月5日まで開催されている。
因みに、引き続き大阪中之島の国立国際美術館で、
4月17日から6月27日まで開催される。
東京で出展されない作品が数点大阪では見られる。

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印象派の画家として、世界中でファンの多い画家のひとり。
「幸福の画家」と呼ばれ、多くの人たちに親しまれている。
生涯手がけた作品は4,000点にのぼるといわれる。
晩年はリューマチに悩まされながら絵筆をとり、
78歳で亡くなるまで油彩画に取り組む。

今回は米国ワシントン・ナショナルギャラリー、ボストン美術館、
シカゴ美術館、ブルックリン美術館、クリーブランド美術館、
フランス、パリのオルセー美術館、プティ・パレ美術館、
それにポーラ美術館など国内各地の美術館がら集められた
傑作が展示されている。

4つのセクションに分けられている。
第1章が「ルノワールへの旅」。
「新聞を読む、クロード・モネ」、「アンリオ夫人」、
「ジュリー・マネの肖像」、「クロード・ルノワールの肖像」、
「モーリス・ドニ夫人」などの肖像画や風景画がみられる。

第2章は「身体表現」。
「岩の上に座る浴女」、「椅子に座る女」、「麦わら帽子の少女」、
「水浴する女」、「花飾りの女」、「帽子の娘」など、
裸婦を描いた作品が数多く展示されている。
スペインの彫刻家、リシャール・ギノとの共作の
ブロンズ像も見られる。

第3章は「花と装飾画」。
若い頃に、ルーベンスの大作「神々の会議」を模写した作品も。
「タンホイザーの舞台(第1幕)(第3幕)」のような装飾画、
そして肖像画、裸婦とともに、静物画などが展示。

第4章は「ファッションとロココの伝統」。
「横たわる半裸の女(ラ・ローズ)」、「水浴の女」、
「髪かざり」、「レースの帽子の少女」、「花飾りのある帽子」
等の作品がみられる。

ルノワールは40代後半に技法に疑問を抱き、
スランプ状態に陥る。
イタリア旅行に出かけ、ラファエロなどの作品などを目にし、
心機一転、フランスに帰る。

従来の印象派から新古典派への道を進む。
1890年代に入り、画風ががらりと変わったといわれる。
今回ポーラ美術館が所有している15点の作品について
東京文化財研究所のスタッフが2年にわたり、
科学調査を実施した。
調査はX線、赤外線、蛍光X線分析を用いる。

今回その調査結果がパネルと映像で紹介されている。
当時油彩画に使用される重要な色の一つとして緑色がある。
エメラルドグリーン(不透明で発色のいい)が
通常使用されていたが、これに加え、
当時製品化されたばかりのヴィリジャン viridian
という緑の絵の具が使われているのが判明。
若いころの作品にはこの2色が併用されている。
後半生ではヴィリジャンだけが使われている。

背景の透明感が特徴の1890年代以降の作風への転換が、
画材の面で裏付けられたといえる。
非常に興味深い話である。

また油彩画の中心人物にはシルバーホワイトを濃く塗り、
その上に繊細な色絵の具を使用している。
他の人物あるいは背景との差を際立たせている。
若いころの作品は下書きした跡や、
塗りつぶされた部分もあるのが、今回の調査で明らかに。
ところが1890年代以降の作品にはそれが見られないと。

我が家のキルタンサス
by toshi-watanabe | 2010-02-04 10:36 | 一般 | Comments(4)