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額絵キルト部門の入選作品。
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キルト作家、57人の方の新作が出品されている。

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今回、特別コーナーとして、
「キルトでつづる”大草原の小さな家”」が設けられる。
日本でも放送された、米国ドラマ「大草原の小さな家」に
テーマを絞っての展示。
ミズーリ州マンスフィールドにある
「ローラ・インガルス・ワイルダー博物館展示の
キルト作品も出展。
各キルト作家が関連キルトを作成している。




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三浦百恵さんの作品も見られる。

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キャシー中島のコーナー。
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by toshi-watanabe | 2015-02-04 11:03 | 一般 | Comments(4)

(その1)の続きである。
トラディショナルキルト部門の1位に選ばれたのは、
「おもい(満開の花」(田口美保子さん)。
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2位は「ねじれた糸巻き」(小泉洋子さん)。
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3位は「レンガ職人の傑作ーー赤煉瓦駅舎の復活」(内藤千鶴さん)。
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トラディショナルキルト部門、その他の入選作品。
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和のキルト部門、1位に選ばれたのは、
「森の中で見る月は・・・」(斎藤禎子さん)。


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2位は「羽ばたき」(石井智美さん)。

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3位は「Re:循環の輪」(竹内綾子さん)。

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和のキルト部門、その他の入選作品。
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ジュニア部門1位は「きらりんフィッシュ パーティへ行く」
(船木瑚心)。
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2位は「わたしデザイナーになったみたい」
(曽原桃子)。


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3位は「サーカスを夢みるピエロ」(小達萌未)。

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バッグ部門は特に見学せず。

額絵キルト部門の1位に選ばれたのは、
「ワビスケツバキ」(鶴巻瑛子さん)。
素材は確か江戸小紋の布地。
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2位は「おぼろ・おぼろ」(山形俊枝さん)。

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3位は「弾ける柘榴」(村松マサ子さん)。

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。。。。。さらに続く。

























by toshi-watanabe | 2015-02-04 10:31 | 一般 | Comments(0)


1月末、「第14回国際キルトフェスティバル」を
見学に東京ドームへ出かける。
今回はたまたま招待券をいただく。
平日の朝10時半ごろ現地に到着する。
9時半から開場なので、会場はすでに大勢の入場者で大混雑。
やはり中高年のご婦人方が圧倒的に多い。
男性客や外国からの入場者もちらほら。

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チラシの案内図通りにはとても進めない。
適当に行ったり来たりとなる。
同じところを再び見学したり、なかなか効率的には行かぬ。
写真を撮るのも一苦労である。

一般公募作品の中から「日本キルト大賞」などが選定される。
今回6部門に1,336点が応募され、最終審査を通った
383点が展示される。

日本キルト大賞に選ばれたのは「無音」(三坂悦子さん)。
ご主人と東北の旅をされ、最上川の岸辺に佇んでいると、
突然雨が降り出し、誰も人影のない静寂の中、
川面の雨あしが周りの景色をいつの間にか消した情景を
思い描いて表現されたとのこと。

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準日本キルト大賞は「祈りの刻」(渡辺章子さん)。
イタリアの旅で偶然訪れた教会に入った瞬間、
何とも言えぬ荘厳さに打たれ、聖なるものへの強い敬意に
頭を垂れたことがあり、その思いを形にされた。

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ハンドメイキング賞は「My sweet house with KIRARA」(川上亜矢子さん)。
娘さんの稀星(キララ)さんが生まれてから、テーマにしてキルトを製作、
今回は5作目の作品。
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フレンドシップ賞は「巡り合い」(畠山玲子さん)。
物でも人間関係でも、思いがけない出会いがあることをいつも思っていて、
色々な事がめぐりめぐってくる事に感謝。

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創作キルト部門の作品を紹介する。
部門1位に選ばれた「ログキャビン Ⅱ」(小田島由美さん)。
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2位は「バラ園」(石浪崇子さん)。

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3位は「Tightrope」(Jim Hayさん)。
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その他の創作部門の入選作品。
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。。。。。 さらに続く。



by toshi-watanabe | 2015-02-04 09:50 | 一般 | Comments(0)

1年を振り返る


愈々大晦日、今年も終わり。
この1年、いろいろとありました。
自然災害が次から次へと起り、数多くの大切な命が犠牲に。
食の問題、領土侵犯、偽証、感染病、ドラグと嫌な事件が続き、
とはいえLEDでノーベル賞の受賞やスポーツ選手の活躍など
感動的な嬉しいニュースもありました。
年末には突然衆議院の解散総選挙と余計なことまで。

この中で、いまだに頭から離れないのが、
消費税8%アップの実施とSTAP細胞騒動です。

消費税を上げること自体は、国の財源確保のために必要である
事は十分理解しているつもりですが、
今回の実施のタイミングは悪かったのではないでしょうか。
環境整備をしっかり整えておらず、
一般庶民が消費税アップに耐えられるレベルになる
見通しもまだ立っていない状況だったと思います。
税率低減も当然考慮すべき点でしょう。
歳出の削減についても同時に行う必要があります。
規制緩和や国会議員の定数削減はどうなっているのでしょう。

STAP細胞の論文は、杜撰なままどうして公表されてしまったのでしょう。
一流の研究機関、一流の研究者が行ったにしては
余りにも幼稚すぎます。
実験の実態は何だったのでしょう。
個人的には、STAP細胞の存在が証明されるのを
大いに期待したいのですが。

今年も多くの著名人の方が亡くなられました。
私と同じ年生まれでは山口洋子さんと赤瀬川原平さん。
また作家では、山本兼一さんが60歳にならずで
2月に他界されました。
これから大いに期待されていたのに残念無念である。

私の高校の同級生ではお二人亡くなられた。
C子さんは、地元で世話役を色々やられたり、
海外旅行を楽しんでおられた。
葬儀にはご近所からたくさんのご婦人が参列。
M君は現役時代、NHKの放送記者として全国を飛び回っていた。
定年退職後すぐに食道がんが見つかり手術、
その後は無事回復し、のんびりと過ごされていたはずなのだが。
突然亡くなられ家族葬で済ませていた。
半年後、娘さんとの交信で訃報に接した。
ご自宅に伺い位牌にこうべを垂れ、ご冥福を祈った。

青森への旅行の最中に従兄弟のA君の訃報が届く。
帰宅後、沼津まで出かけ葬儀に参列。
私より3歳ほど年下のA君のことなど、
久しぶりに会う従兄弟たちや叔父と話が弾む。

毎月1回昼食会をしている近所の仲間の一人が突然亡くなる。
午前中、奥様が出かけるときには元気だったのが、
午後帰宅すると、既に意識はなかったとのこと。
ご自宅に伺い、御遺体と最期の別れ、ご冥福を祈った。
奥様とも初めてお会いした。

ことし手元に届いた喪中のはがきは22枚。
故人の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌



by toshi-watanabe | 2014-12-31 10:15 | 一般 | Comments(2)

「人形展」を見学

11月8日(土)と9日(日)の二日間、
あざみ野駅近くの青葉区山内地区センターにて
「センターまつり」が開催される。

普段このセンターを利用して活動している
各種サークルの発表の場である。
絵画、書道、短歌、俳句、絵手紙、写真、版画、
貼り絵の作品が所狭しと展示されている。
日舞、フラダンス、詩吟の発表会が行われ、
お茶席と模擬店も開設。
更にはチャリティ・バザーも開催される。

手工芸品展示の中で、
家内の参加している「人形の会」が
会員手作りの人形を出展している。
会の講師をされている松山先生の作品
「アンと雪の女王」をはじめ、
可愛らしい人形たちが愛嬌をふりまいている。
どの作品も素晴らしい手作り人形だと思う。


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見学に来ていただいた方、この場を借りてお礼申し上げます。
by toshi-watanabe | 2014-11-10 09:49 | 一般 | Comments(0)

11月14日、すでに大型台風も通り過ぎ、
朝から青空が広がり、澄み切った秋晴れとなる。
上野公園の上野の森美術館にて開催中の
「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」の
招待券を偶々頂いていたので、
朝から上野へ向かう。

上野公園を歩くと、「蜂に刺されないように」との
立て看板があちらこちら、目につく。
それでも大勢の人たちがあまり気にすることもなく歩いている。

上野の森美術館、既に入場者が列をなしている。
後で新聞で知ったのだが、この日入場者が10万人を突破、
10万人目の入場者には記念品贈呈。
結局30分近く待たされ、やっと館内に。
無論館内も見学者が多く、ゆっくりと見学できるものではない。

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膨大な数の浮世絵を所蔵している米国ボストン美術館の
浮世絵コレクションの中から、約140点に及ぶ、
多彩な北斎の作品が里帰り。
実はこの北斎展、昨年暮れから今年にかけて、
名古屋ボストン美術館、神戸市立博物館、
そして北九州市立美術館分館にて巡回展示され、
この東京上野が最後である。

文化中期の団扇絵 「菖蒲に鯉」。

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天保時代の富嶽三十六景から
「神奈川沖浪裏」。

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「凱風快晴」(赤富士)。

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「本所立川」。

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北斎の娘、葛飾応為が描いた肉筆画も出展されている。
「三曲合奏図」。

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この展示会は11月9日まで開催されている。
北斎展を見学し終えると、ちょうど昼時。
東京国立博物館に入り、本館横にあるレストラン
「ゆりの木」で昼食をとる。
ここはホテルオークラ系列で、美味しい食事がいただける。

さて腹ごしらえした後は、
前日始まったばかりの「日本国宝展」を見学する。

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東京国立博物館にて開催される国宝展は今回が4度目、
「祈り、信じる力」をテーマにしている。
仏や神と人の心をつなぐ役割を担ってきた
絵画、彫刻、工芸、典籍などが出品されている。
平成26年9月1日現在、「保護法」によって指定された
重要文化財は、美術工芸品が10,624件、
うち872件が国宝である。
又建造物は2,419件が重要文化財、うち220件が国宝。
建造物と美術工芸品を合わせた有形文化財の
国宝は1,092件となる。
今回展示されるのは約1割に当たる119件である。

入場制限もなく、館内もそれほどの混み具合でなく、
比較的ゆっくりと見学できる。
会場に入って最初に目にするのは
奈良薬師寺の仏足石。
薬師寺で何度か見学している。

和歌山金剛峯寺の「仏涅槃図」(平安時代)。

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京都宇治平等院の「雲中供養菩薩像」(平安時代)が二体。
「南14号」と「北13号」。

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土偶。
「縄文のビーナス」を呼ばれる。

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京都聚光院の「花鳥図」(室町時代、狩野永徳筆)。

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京都智積院の「松に秋草図」(安土桃山時代、長谷川等伯筆)。
今回一番見たかった作品である。

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京都狐篷庵の「大井戸茶碗 銘喜左衛門」(16世紀 朝鮮)。

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三井記念美術館で見たことのある
「志野茶碗 銘卯花墻」(16~17世紀 安土桃山時代 美濃)

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奈良興福寺の「多聞天立像」(平安時代)。

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「薬師如来坐像」(平安時代、奈良国立博物館)。

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「普賢菩薩騎象像」(平安時代、大倉文化財団)。

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阿弥陀如来の両脇侍、「観音菩薩坐像」と「勢至菩薩坐像」
(平安時代、 京都三千院)。
三千院にて、何度か拝観している。

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京都浄瑠璃寺の広目天立像(平安時代)。

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奈良安倍文殊院の「善財童子立像」(鎌倉時代、快慶作)。

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これも最も関心があり観たかったひとつ、
奈良元興寺、極楽坊の「五重小塔」(奈良時代)。
日本にある国宝の五重塔で最も小さく、
唯一屋内にある五重塔である。

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出展作品の一部を紹介。
写真は主として目録からコピーさせていただいた。
貴重な日本の宝物をまじかに見られる絶好の機会である。
by toshi-watanabe | 2014-10-18 15:29 | 一般 | Comments(0)

映画「蜩ノ記」を観る

二日前、久しぶりに劇場での映画鑑賞。
葉室麟さんの原作が映画化された「蜩(ひぐらし)の記」である。

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直木賞受賞の原作は2年前に読んでおり、
このブログでも取り上げているように記憶している。
今回、映画化が発表されたときから是非とも見たいと思っていた。
この原作を読んだのが、葉室ファンになった切掛けでもある。

脚本、監督は小泉堯史さん。
原作通りの筋で映画化されており、
原作者の書きたかった真意が忠実に表現されているように感じた。
ある事件により10年後の切腹を命じられ、寒村で蟄居しながら、
ひたすら藩主三浦家の家譜編纂にあたり、残り3年となる
元郡奉行戸田秋谷(しゅうこく)を演じる役所広司の演技は見事である。
城内で些細な事から刃傷沙汰を起こし、
秋谷の監視役を命じられるものの、
次第に秋谷とその家族への情愛に魅かれて行く檀野庄三郎を演じる
岡田准一も役所広司との呼吸がぴったり。
秋谷が日々の事を書き留めているのが、「蜩の記」である。

戸田秋谷を演じる役所広司

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檀野庄三郎を演じる岡田准一

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秋谷の妻、織江を演じる原田美枝子

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秋谷の娘、薫を演じる堀北真希

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愈々秋谷切腹の朝を迎え、
長久寺の境内へ向かう、最後の場面は
悲しくもあり、清々しくもあり、素晴らしい情景である。

この映画化に当たり、原作者の葉室麟さんは、
次のようなメッセージを書かれている。

「蜩ノ記」という小説は本来、わかり難い作品だと思います。
秋谷がなぜ、死へ向かって淡々と生きるのか。
自分自身に引き比べて、納得できるひとが少なくても
不思議ではありません。
ただ、書き手であるわたしは60を過ぎて生きている日々に
秋谷が見た風景が重なり合っていくような気がしています。
私は50歳を過ぎて、歴史時代小説を書き始め、
60歳で直木賞をいただきました。

そのおり、心に浮かんだのは、ある作品の中で使った諺の
「柚子は九年で花が咲く」でした。
「桃栗三年柿八年」と言いますが、すべて実がなるという諺です。
なぜか、柚子だけが「花を咲かせる」となっています。
人生の後半で何事をなしとげたいと思った人間にとっては、
「花」という言葉が若いときよりも心に染みます。
「蜩ノ記」は人生の残り時間を限られた人間の物語です。
作者自身、人生の時間を砂時計の砂が落ちるように見つめています。
その「蜩ノ記」で直木賞という花を咲かせることができたと思ったら、
まだ、花はありました。

小泉監督始めスタッフは黒澤組の伝統を引き継ぎ、
いわば日本映画のスピリッツを伝える精鋭の方々だと思います。
大学生のころ、映画研究部だったわたしにとって、黒澤組の手により、
自分の作品が映画になるのは、夢のような体験でした。
大袈裟ではなく、「生きていてよかった」と思いました。
遠野のロケ地を訪れ、主演の役所広司さん、岡田准一さん、
堀北真希さん、原田美枝子さんら輝くような俳優がそろっての
撮影風景を見学したときは、自分がこの場にいるということが
信じられない思いでした。

映画の中で戸田秋谷の家の庭に柚子が植えられています。
「蜩ノ記」には柚子のことは書いていません。
わたしがエッセイなどで書いた人生への感慨を
小泉監督が汲み取ってくださったのでしょう。
試写を見て、そのことを知ったとき、目が涙でかすんだように思います。
わたしにとって映画「蜩ノ記」は最高の贈り物でした。
多くの観客の方にこの映画の感動を味わっていただきたい。
そして、なにより、この映画はわたしが九年待った柚子の花であること
をお伝えしたいと思います。
どうやら、「人生の花」はゆっくりと開くようです。


(追記)

撮影現場で使われた藩主三浦家の家譜、本稿16巻に
清書18巻は、どのページもきちんと文字がしたためられた。
「新訂黒田家譜」などの家譜資料を参考に文章を作り、
書家が実際に書いたものである。
秋谷役の役所広司と庄三郎役の岡田准一には書道の練習が課せられた。
また岡田准一は居合を習うため、撮影開始の半年前から、
天真正伝香取神道流の道場に通った。
役所広司と娘役の堀北真希は所作を学ぶため小笠原流の稽古に励んだ。
by toshi-watanabe | 2014-10-10 14:02 | 一般 | Comments(4)

「水墨画展」終了

月に2度、水墨画教室に参加している。
教室の行われているのが、「横浜市社会福祉協議会」の
横浜市青葉区内にある「横浜市ユートピア青葉」、
わが家から歩いて8分ほどのところにある。

9月から10月にかけて4週間、教室仲間の作品
20数点を会場通路の壁やロビーを利用して展示していたが、
10月4日に無事終了。

つたない作品で恥ずかしい限りですが、
私の作品2点を紹介させていただきます。

「菩薩」(8号)

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「山湖」(6号)

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by toshi-watanabe | 2014-10-07 11:21 | 一般 | Comments(2)

山口洋子の訃報に接して

つい2,3日前、夜のテレビニュース番組で、
山口洋子の訃報を知る。
私と同年生まれ、享年77歳である。

銀座の高級クラブ「姫」を経営されながら、
演歌の歌詞を数多く生み出してきた。
私の好きな演歌もたくさんある。

「噂の女」
「よこはま・たそがれ」
「ふるさと」
「夜空」
「うそ」
「千曲川」
「北の旅人」
「アメリカ橋」。。。。。。。。。。。。。。

石原裕次郎が歌った「ブランデーグラス」

  これでおよしよ
  そんなに強くないのに
  酔えば酔うほど 淋しくなってしまう
  涙ぐんで そっと時計をかくした
  女ごころ 痛いほどわかる
  指で包んだ まるいグラスの底にも
  残り少ない 夢がゆれている

  よせばよかった
  よせばよかったけれど
  恋は知らずに もえてしまうものだよ
  白い小指 ためらいながらからませ
  未練ごころ 打ちあけたおまえ
  雨がふるふる 部屋の中にも胸にも
  いつか来そうな 別離を告げて

  こころひとつ 傘はふたつにはなれて
  逢えば夜は つかの間に過ぎる
  雨はふるふる 遠く消えてく背中と
  いつか来そうな 別離を濡らす

ご冥福を心よりお祈りするばかり    合掌
by toshi-watanabe | 2014-09-22 13:56 | 一般 | Comments(0)

9月2日、世田谷美術館に出かける。
用賀駅で下車し、何度か歩きなれている
用賀プロムナード、通称いらか道を通って、
環八通りに出、砧公園を抜けて行く。
このプロムナードの路面には、
百人一首が刻まれている。
秋晴れとは言え、木陰は涼しいのだが、
日差しが強く、日当たりを歩くと汗があふれ出てくる。

因みに用賀駅前からは臨時の直行バスが出ている。
片道100円である。

6月28日に始まった「ボストン美術館・華麗なるジャポニスム展」も
今月15日で終了する。
そのあとは京都、名古屋と巡回展示の予定。

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「印象派を魅了した日本の美」とサブタイトルがついており、
浮世絵や工芸品など、日本の美術工芸が西洋の画家たちに
大きな影響を与えた、その軌跡をテーマにしている。

ボストン美術館の数多ある所蔵品の中から
150点を厳選し、今回出展している。
「日本趣味」、「女性」、「シティ・ライフ」、「自然」、「風景」と
コーナーを設け、順番に見学できる。
浮世絵と西洋画家の描いた作品を並べて展示し、
比較しやすいように工夫されているのは有難い。

歌川広重の「名所江戸百景・大はしあたけの夕立」
視点が少し高い位置に置かれているばかりか、
僅かに傾く特殊な構造となっている。
殆ど垂直に降り注ぐ直線的な雨。

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フィンセント・ファン・ゴッホの「雨中の橋」。
四周には様々な浮世絵から切り取った漢字を書き加えている。

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同じく歌川広重の「名所江戸百景・亀戸梅屋鋪」

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フィンセント・ファン・ゴッホの「花咲く梅の木」。

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ポール・ルグランがデザインし、パリのブシュロン社が
1876年に製作した「インクスタンド」。
浮世絵、漆工芸、鍔、型紙などから引用した模様や図像を
高度に様式化、七宝で表現している。
狛犬、扇子、松の枝、鳥などに加えて日本風の文様、
富士山を望む風景と釣り人も描かれている。

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今回の展示会の目玉ともいえる作品、
クローネ・モネの「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)」。
クローネ・モネの夫人がモデルで、
等身大の大きさで描かれている大作である。
作品は痛みが激しかったため、一年にわたり修復作業を行い、
今回修復後初の展示。

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喜多川歌麿の「母子図 たらい遊」。

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メアリー・スティーヴンソン・カサットの「湯あみ」。
西洋美術では描かれてこなかったジャンル。
母親と子供の絆を親密に描写している。

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歌川国貞と歌川広重による
「当盛十歌撰 夏菊(二代目沢村訥升、初代沢村由次郎)」。

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フィンセント・ファン・ゴッホの「子守唄、ゆりかごを揺らす
オーギュスティーヌ・ルーラン夫人」
パターン化された背景装飾、鮮烈な色彩、
線の動きが織りなすダイナミズム。

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エミール・ガレの「花瓶」。
ぽつんと花を咲かせる一本の枝は
いかにも日本的な主題。

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歌川広重の「東海道五拾三次之内 岡崎 矢矧の橋」。

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ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラーの
「オールド・バターシー・ブリッジ」。
日本的な構図手法を応用。
要素の少ない構図の中、斜めに角度をつけ、
複数の視点から捉えるようにして、橋を描いている。

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歌川広重の「東海道五拾三次の内 四日市 三重川」。

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クロード・モネの「トルーヴィルの海岸」。
表情豊かに激しく描写された一本の木を
中央に配して、西洋の遠近法や陰影法の使用を避けている。

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平日にもかかわらず、見学者は多く、
人の肩越しにに観なければならない場面もあり、
ゆっくりと見学できなかったのは残念。

ちょうど昼時になり、館内のレストランに足を運ぶも、
既にランチ受付終了とある。

出展された浮世絵の作品に限ると、
数も少なく、少々物足りない感じがする。
今年初めに、東京江戸博物館にて見学した
大浮世絵展」の方が出展作品数が多く、
それぞれ質の高い作品が見られ、
大いに見応えがあった。


御断り(使用した写真は、すべて図録からのコピーである)
by toshi-watanabe | 2014-09-04 11:26 | 一般 | Comments(6)