奥出雲町と雲州算盤

先日NHKの番組「新日本紀行ふたたび」で、島根県奥出雲町を
紹介していた。
奥出雲町は昨年3月31日に仁多町と横田町が合併して新たに誕生。
仁多町の亀嵩(かめだけ)は、松本清張の小説「砂の器」で有名。

横田町は雲州算盤の生産地として名高い。
算盤の7割はここで生産されている。
この地はもともと日本刀の素材となる玉鋼(たまはがね)を
真砂砂鉄(まさごさてつ)からつくる’たたら’が行われており、
非常に堅い木材の加工を要する算盤作りの刃物が
手に入りやすかった。

算盤は玉、枠と軸(けた)が主要部分。
玉の材料は、樺(かば)、柞(いす)、柘(つげ)など。
枠の材料は、黒檀、そして軸(けた)の材料は、煤竹。
煤竹は古民家を壊す際に入手するより他に手はない。

現在では機械化され、代用品が材料としてかなり使用されている
ようだが、本来の素材を使って、すべて手作りのものもわずかながら
つくられている。
素材の加工から完成まで約200行程もあるとの事。

旧横田町のホームページを覗くと、タイ語のページもある。
これは最近算盤をタイ向けに輸出している為だろうか。
by toshi-watanabe | 2006-02-08 11:47 | 一般 | Comments(0)