地球一周クルージング: モンテゴベイ(ジャマイカ)
2017年 02月 07日
ジャマイカはカリブ海に浮かぶ3番目に大きな島。
治安が非常に悪く、客船はキングストンを避け、モンテゴベイに。
キングストンが島の南東部なのに対し、
モンテゴベイは北西部に位置している。
モンテゴベイの下町も決して治安がいいとは言えないようだ。
個人の自由行動はできるだけグループで動き、
危険地域は避けるように注意がある。
11時頃には港から観光バスに乗り、モンテゴベイの町中に出かける。
下町の通りに面した家並みと丘の上の高級住宅地との
大きな落差を垣間見る。
広大な敷地とホテル、ゴルフ場を有するリゾート地帯となっている。
ビーチを楽しむリゾートの一つに出かけ、
ランチを済ませた後はビーチで遊ぶ。
久し振りに水着に着替えて海に入る。
岩場には雲丹が見える。
18世紀末、英国人の農園主が開拓し、広大なプランテーションを築いた。
一時は数百人もの奴隷を使っていた。
その名残で、邸宅は一般公開されている。
小高い丘の上に建てられ、邸宅の前からは海が望める。
ミステリアスな物語が言い伝えられており、
専任のガイドさんが、邸内を案内しながら説明してくれる。
19世紀、女主のアニー・ハンマーは夫を殺害し、
更に愛人であった奴隷を数人殺害した。
その為、アニーは「ローズ・ホールの白い悪魔」と呼ばれるように。
今でも館の2階では、時折り彼女の幽霊が現れるという。
2階にあるアニーの部屋には、年代物の家具や内装が見られる。
気味の悪い話を聞いて邸内を巡った後、
地下室に行くと、そこはバーになっていて、
ラム酒のカクテルが出される。
カクテルを飲みながら、ギター片手に歌う男性に耳を傾ける。
「バナナ・ボート」などを歌ってくれる。
ジャマイカといえば、レゲエ、そしてレゲエ・ミュージッシャンの
ボブ・マーリー、36歳の若さで亡くなっている。
夜、野外ラゲエライブ体験があったが参加せず。
船は夜9時過ぎにモンテゴベイを出港し、
次の寄港地、パナマのクリストバルへ向かう。
きれいなビーチと、かってのプランテーションの邸宅ぐらいしか訪れていないので、あまり英国の植民地という雰囲気は味わえませんでした。かって訪れたインドの都会や香港などに英国植民地の名残を感じましたね。