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福原 俊彦著「書物奉行、江戸を奔る!」

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作者の福原俊彦さん、ご存知の方は少ないと思います。
私自身、今回初めて知りました。
福原さんは1977年東京生まれ、昨年9月、時代小説
「裏門切手番頭秘抄」(全3巻)で作家デビューしたばかり。

物語は、若い旗本、篠山辰之丞が
書物奉行に抜擢されるところからj始まる。
書物奉行は、三代将軍徳川家光の頃に創設され、
江戸城紅葉山にある文庫を管理する仕事で、
今で言うなら国会図書館館長といった役どころ。
八万冊近くに及ぶ蔵書を管理維持するのが役目であった。

辰之丞が書物奉行に任じられたのは表向きの役目で、
実は剣の腕を買われ、田沼意次の密偵としての役目があった。

八代将軍徳川吉宗に関する新井白石の秘文書が絡んでくる、
なかなか興味深い筋書きである。

どんな次作を発表されるか、今から楽しみである。

因みに作者の福原さんは、榎本秋の筆名で、
歴史解説書や新書、評論を多数手掛けておられる。
主な著書に、「外様大名40家(負け組)の処世術」、
「身につまされる江戸のお家騒動」、「戦国軍師入門」などがある。




by toshi-watanabe | 2015-07-24 10:02 | 読書ノート | Comments(0)