「大浮世絵展」を見学する

1月29日、江戸東京博物館で開催中(3月2日まで)の
「大浮世絵展」を見学する。
世界各地で保存されてきた浮世絵の傑作が展示されている。

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「浮世」とは、この世の中のこと。
浮世絵は、その時々の世間の流行や風俗を
描いた絵を意味する。
今風に言えば、コンテンポラリ・アーツと言える。
江戸初期に誕生し、その時々の流行の風俗を
写しながら発達した浮世絵。
作り手は、人々の関心を引くために、
様々な工夫を凝らした。
それはまさに江戸という都会が生んだ絵画である。

今回の浮世絵展は国際浮世絵学会創立50周年と
江戸東京博物館開館20周年を記念する特別展。
約300年の浮世絵の歴史が一望できるように展示。
第1章は浮世絵前夜、
第2章は浮世絵のあけぼの、
第3章は錦絵の誕生、
第4章は浮世絵の黄金期、
第5章は浮世絵のさらなる展開、
そして第6章が、新たなるステージへ、
と順番にコーナーが設けられている。

約440点が国内外から集められているが、
実際の展示は入れ替えがあり、その半数程度。

江戸東京博物館は、両国駅前にあり、
両国国技館に隣接している。
平日にもかかわらず、大勢の見学者で一杯。
入場料が1300円のところ、
シニアは半額である。
観光バスが何台も駐車、
観光コースにも入っているのだろう。

常設展示場では、江戸時代の風物を楽しむことができる。
今回は特別展のみ入場する。
それでもじっくり見学していると、あっという間に2時間経過。
浮世絵によって、当時の江戸の流行が庶民に知れ渡り、
いわばファッション雑誌でもあったのだと思うと、
興味も倍増する。

展示品の少ない第1章コーナーでは、
国宝の「風俗図屏風(彦根屏風)」、寛永期(1624~44).
残念ながら展示はすでに終了し、見られず。

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第2章コーナーでは、
菱川師宣の「見返り美人図」。元禄前期(1688~1704)。
切手にも登場。

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懐月堂安度の「立美人図」。

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第3章コーナーでは、
鈴木春信の「雪中相合傘」、明和4年(1767)頃。

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第4章コーナーでは、
鳥居清長の「大川端夕涼」、天明4年(1784)頃。

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喜多川歌麿の「婦人相学十鉢 浮気之相」、寛政前期(1769~1801)。
「高名美人六家撰 辰巳路考」
「当時三美人}

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東洲斎写楽の「市川蝦蔵の竹村定之進」、寛政6年(1794).

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第5章コーナーでは、
菊川英山の「菁楼美人合 松葉屋内 粧ひ 華妻」。

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葛飾北斎の「富嶽三十六景 凱風快晴」、
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、
「富嶽三十六景 山下白雨」
「富嶽三十六景 尾州不二見原」、

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歌川広重の「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」、天保4年(1833)頃。
「東海道五十三次之内 庄野 白雨」。
「東海道五十三次之内 箱根 湖水図」。
「不二三十六景 東海道大森縄手」。
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」。
「名所江戸百景 亀戸梅屋鋪」。

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歌川国貞の「江戸自慢 四万六千日」。

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歌川国芳の「相馬の古内裏」、弘化2~3年(1845~46)頃。

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第6章コーナーでは、
月岡芳年の「奥州安達がはらひとつ家の図」。

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数点写真の入手できた作品を紹介した。

なおこの特別展は、江戸東京博物館での展示後、
下記の予定となっている。

名古屋市立博物館     3月11日(火) ~ 5月6日(火)

山口県立美術館       5月16日(金) ~ 7月13日(日)

因みに名古屋ボストン美術館にて開催中(~ 3月23日)の
「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」も全国で展示される予定。

神戸市立博物館       4月26日(土) ~ 6月22日(日)

北九州市立美術館文館  7月12日(土) ~ 8月31日(日)

東京・上野の森美術館   9月13日(土) ~ 11月9日(日) 
by toshi-watanabe | 2014-02-02 11:04 | 一般 | Comments(0)