特別展「皇室の名宝」

東京国立博物館の平成館にて開催中の特別展
「皇室の名宝ーー日本美の華」を観に出かける。
明日13日(火)に行こうと予定していたが、
通常月曜休館なのに今日12日(月)は祝祭日のたで開館、
明日が休館と判明、今朝思いたって出かける。

朝9時半開場だが、10時過ぎに到着する。
よく見かける行列は見られない。
待つこともなく、そのまま館内に入れる。
ところが会場は満員、上着を着ていると暑いくらいの雰囲気。
特に若冲の作品の前は身動きできないほど。

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この特別展、1期(10月6日~11月3日)と2期(11月12日~11月29日)に
期間を分け、展示内容はすべて変えられる。
全部観るためには2度行かねばならない。
1期は永徳、若冲から大観、松園まで。
そして2期は正倉院宝物と書。絵巻の名品となっている。

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天皇陛下御即位20年を記念し、皇室ゆかりの名宝を一堂に集めた特別展。
今回特に観たいのは伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と
狩野永徳の「唐獅子図屏風」「四季草花図屏風」、円山応挙、谷文晁、
それに酒井抱一の「花鳥十二カ月図」などである。

その他にも、横山大観の「御苑春雨」、「朝陽霊峰」、
橋本雅邦の「夏冬山水図」、「春秋山水図」、「龍虎図」、
富岡鉄斎の「武陵桃源・瀛洲神境」、 下村観山の「光明皇后」、
川合玉堂の「雨後」、 松林桂月の「潭上餘春」、
鏑木清方の「讃春」、 上村松園の「雪月花」などの名作も出展。

色柄の花瓶や七宝の素晴らしい作品も見られる。

川島織物の川島甚兵衛(三代)作の
特大の「春郊鷹狩・秋庭観楓図壁掛」2面なども。
いずれの作品も現在、皇居三の丸尚蔵館に保存されている。

若冲の「動植綵絵」は2年前の5月、
京都相国寺・承天閣美術館にて開催された若冲特別展で
始めて鑑賞し、その時の感動が今でも記憶にあり、
今回は前回ほどの感激はない。
若冲は10年の歳月をかけて「動植綵絵」30幅を完成し、
相国寺に納めた。
その後皇室に寄進された。
制作当時1700年代、最高級の画材を使用しており、
現在見ても、素晴らしい色彩を保っている。

最近、西洋から伝えられ間もなかった、
濃青色の人口顔料、プルシアンブルーが使われていることが
調査により確認された。
作品の中の一幅、「群魚図(鯛)」の中で、
左下隅で泳ぐルリハタの体部にこの顔料が用いられている。

数点を資料から転載させていただく。
会場では当然撮影禁止。

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左から、「牡丹小禽図」、「梅花小禽図」、「向日葵雄鶏図」。

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左から、「紅葉小禽図」、「群魚図(鯛)」、「梅花群鶴図」。

因みに「動植綵絵」30幅の大きさは、
それぞれ縦150cm、横80cmである。
Commented by banban0501 at 2009-10-12 21:15
この特別展の詳細な紹介番組をNHKで先ほどみました

「動植綵絵」のルシアンブルーの話もでていました

皇室の宝物展 是非みたいものですが
すごい混雑のようですね!

関西にもくるのでしょうかね~
Commented by amtask at 2009-10-13 02:27 x
おはようございます。
私も日本滞在中、観に行けたらと思っています。
最近、こちらで水彩画教室に通っているのですが、「初心者でもよい画材を使いなさい」と教えられました。でも良い画材は高価なので、もっと上手になってからと思っていましたが・・・
画材はとても重要な要素なのですね。
日本の名画、動植物が描かれていてとても興味深いです。
Commented by toshi-watanabe at 2009-10-14 08:29
banbanさん、

NHKで詳細な紹介番組がありましたか。
残念ながら観ませんでした。
プルシアンブルーは日本語では紺青と訳して
いるようですね。

東京での展示を終えた後の予定は
特に出ていませんでした。
Commented by toshi-watanabe at 2009-10-14 08:32
amtaskさん、

今度来られた時にぜひ観に行かれるようお勧めします。
平日の午後遅くの時間帯が比較的
空いているのではと思います。

私も水墨画を少しばかりやっていますが、
墨、筆、それに和紙はいいものを選ばないとだめです。
by toshi-watanabe | 2009-10-12 16:57 | 一般 | Comments(4)